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2009年1月31日土曜日

出発点と里程標

最初は飛び飛びじゃないと長続きしないと思っていたこのブログ。
あまりそんなに気合い入れたら、エネルギー続かないでしょうと。
(初日の日記にも、そんなことが書いたりしていたと思います。)

最近では、よっぽどのことがない限りは書いていこうと思います。
正直なところ、ここに時間をかけることが煩わしい時もあります。
書くことを探してる時なんて、他に何かできるだろうと思ったり。

それでもちゃんと書くことにした理由は「初心を忘れない」ため。
何かを成し遂げようとしても、その気持ちを忘れてはダメなんだ。
でも、このブログを書くたびに、出発点を意識する自分がいます。

自分自身に「三日坊主はだめだよ」と言い続けて突っ走ってます。
まぁ、実際には「ホフク前進」という速度なのがアレですけどね。

ブログ日記の実績としては、1月25日以外は続けることができた。
取るに足らないことだけど、小さな達成感を大事にしてみたい。
100%ではないけれど、それでも達成感として認識しておきたい。

=====
ちなみに1月25日は、近所で休業していた飲み屋が復活した日。
そこのマスターが、1ヶ月ぶりに店を開けたお祝いの日でした。
飲んで記憶が薄らぎ、目が覚めたら自宅で朝を迎えてました。
=====

「甘い」と思う人も多いだろうなあと思うけれど、仕方がない。
だって「ダメダメ」なところからの脱却をする記録なんだもん。
それに「アマアマ」でもがんばればできるじゃん・・・ってね。
いつか読んだ人に、勇気が生まれる内容になるといいなってね。

出発点が1月1日。今日は1月31日。そして里程標までが6月30日。
そこまでの距離は6分の1。1ヶ月ごとの役割を定義してみたよ。

第1ステージ:準備期→(1月)何を主軸においていくのか決める。
第2ステージ:調査期→(2月)現実化させるため情報収集をする。
第3ステージ:リハ期→(3月)特定の範囲で試行実験を実施する。
第4ステージ:改善期→(4月)未考慮だった部分などを改善する。
第5ステージ:活動期→(5月)すでにあるモノの販促活動に重点。
第6ステージ:追込期→(6月)あらゆる手段で継続条件を増やす。

そして、明日から第2ステージです。いろんな情報を集めます。
何かを作るための調査したりします。3月にお見せできるよう。

とにかく「人生の中で一番がんばった時期」にしたいと思うよ。
そうやって、振り返ることができる時期にしていきたいと思う。

さて、そろそろ自分の世界に戻ります。

2009年1月30日金曜日

密度の濃い1ヶ月

明日で、長かったようで短かった1月が終わろうとしています。
とりあえず、1月で半年後の6月末日までの計画が決まりました。

小規模案件の方は、作りたいものが固まって作り始めてます。
 →2月の中旬くらいに公開しちゃおうかなって思ってます。
中規模案件の方は、詳しい人を紹介してもらうことになった!
 →これはそのうち、ここに書いていくつもり。今はまだ。
大規模案件の方は、今、ちょっと展開の方法を考えてますよ。
 →たぶん、これも公開する方向で考えていたりします。

朝は6時に起きて、7時にはハケン先。17時30分に仕事終わり。
そして、その後24時までの6時間を使って自分を生きていく。

もともとゲームが好きだから、まぁ、禁欲生活なんだけどね。
でもねえ。ゲームって所詮はデジタルデータの固まりなんだ。
いろんなキャラを育てても、本当は編集すればすぐ達成可能。
たとえ72時間ぶっ続けで成長させても、所詮はデータだもん。

まぁ、そういっちゃうとプログラミングだってデータだけど。
でも、ゲームのデータって、敷かれたレールの上のデータだ。
誰かが敷いたレールの上に、乗っかっちゃってるだけなんだ。
ゲーム、おもしろいんだけどね。なんだかんだ言ってもさあ。

でもプログラミングとかって、何ができるか分かんないもん。
仕様を詰めるとか詰めないとか、そういう話じゃなくってね。
自分から生まれる想像の力が、目の前で形になっていく幸せ。
プログラムで生きていくつもりはないけれど、好きなんだね。

遊んでいるようにみえるらしい。この生活を外から見るとさ。
確かに、すぐにお金がどうとか・・・になっていないからね。

でも、そういう声は気にしないで、前進していきたいと思う。
今、大切なことを自分自身を他人以上に信じてあげることだ。
だらだらしないように、あえて自分の締め切りを作ったんだ。
それは、自分を心配する声を客観的に受けとめてみてのこと。

客観的な声も聞き入れて、わざわざ期限を切ったんだからさ。
だから期限までは、そういう声を耳や体や心に入れませんよ。

中途半端に外野の声に翻弄されるなら、最初からやらないさ。
フラフラしながらやったんじゃ、時間がもったいないからね。

孤独でいいから、とにかく前進!

2009年1月29日木曜日

貯蓄しないとね

身の回りの空気が変わってきたような気がする。身近なところで。
たとえば委託業務のデザイナーさんが今月で契約終了になったり。

とりあえず、数ヶ月分の生活を賄えるように貯蓄方針を強化中。
今までもしていたんだけど、投資配分が大きいかったんですよ。
でもって、配分した投資が目減り中なので、今は換金したくない。

そういうわけで現金が手元に残るように貯蓄率を高めています。
そうしないと夢の期限は6月末日でも、それまでがもたない。

本当は住居費を削減したい。本当は今年中には引っ越ししたいな。
ただ、難しいところで、相当家賃が安くならないと意味がない。
引っ越し自体、礼金敷金などのコストが大きいところがネック。

今よりも5万円家賃を下げたと仮定して、諸経費込みで試算した。
仮に今すぐ引っ越したとして、1年くらいで損益分岐が逆転する。
礼金敷金引っ越し代いろいろ合わせてそんな感じ。微妙すぎる!
そもそも短期的なキャッシュフローで、アウトな予感が満載だ。

ただ、元々は2部屋のうち1部屋を事務所経費にしてたんだよね。
それが、ハケンになったら落ちなくなっちゃったというワケで。
するとハケンが終わると、また経費になるっちゃーなるんだよ。
でも、次の確定申告まで耐えきれない可能性大だ。これも甘い!

要するにどうしたって、一年スパンで見るとあまり変わらない。
そうなると、今すべきことを全力でやっておくしかないだろう。
削減が厳しいなら、稼ぎ出す方向で動くしかないってこってす。

背中でなんだか、波がざぱーん、ざぱーん・・・と鳴ってます。
まだ経済的にも活動できる時にがんばっておきます。

後悔だけはしたくないですもん。

2009年1月28日水曜日

今日はjavascriptいじってました

もっぱら、サーバサイドな仕組みばっかりを専門にしていました。
でも、どうしても動きが欲しくて、javascriptをいじってました。

javascriptなんて陽の当たらない分野だと昔は思ったんですよね。
Ajaxが浸透したあたりから、技術として堅くなったなと思います。
モノマネブームで美川憲一が再び注目されたみたいな感じだけど。

使ってみると意外と素直な言語で、これがなかなか楽しいです。
ターゲットにする言語を選ぶのって、結構難しいんですよねえ。

とりあえず昨日なかったモノを、今日は作れました。よしとしよう。
それから中規模案件について話し合うこともできた。よしとしよう。

とにかく動き続けること。
地道でも少しでもいいから。
これを守っていきたい。
毎日。

成功者・・・って?

「成功者になる○○」とかなんとか、実にいろいろな本が出ています。
なんというか、こう、「ホントかよ?」みたいな本も多いんですよね。
株とか競馬の予想屋が儲けたい人を狙って、そちらの方で儲ける的な。

「成功本」を読んで成功した人の話ってあんまり聞かないんですよね。
いわゆる「成功本」ってそういう胡散臭さ拭えないところがあります。
あと、そういう本を読んでいるところを見られたくなかったり(苦笑)。

なんとなーく、油ぎってギラギラしちゃってる感があるっていうか。
昔、目の色が違うと思ったら、ネズミ講にはまった知人がいました。

「今までの自分じゃいけないんだ。未来に投資して成功するんだ!」

へえ、そりゃ結構なことで。

「だから、この商品を買ってくれよ!絶対にオレ成功するからさ!」

バカヤロウ!なんでオマエの売り上げに貢献しなきゃいかんのだ!
・・・というワケで縁を切った友人がいましたな。今では知人。

なんとなく「成功」というキーワードは洗脳めいた何かを感じます。

そんな中で、私が苦境に陥るとよく読んでいる本があります。
「マーフィー 成功者の50のルール」なんて名前の本です。

急に思い出したように、本棚から取り出して読み出す本なんですけど。

「こうやったら成功できる」というノウハウ本じゃありません。
あ、確かに「50のルール」とか書いてあったりはするんですけど。
どちらかというと、日常生活における考え方のコツをつかむ本です。
なりたい自分になるための、大事な心構えについて書いてあります。

世の中には真実があります。宿命があって運命なんてのもあります。
あ、別に占いの話をしようとしているワケじゃありませんよ!

【宿命】まさに「運がよかった」「ツいていた」という状態。
 (本人の意志ではどうにもならない要素)「宿した縁」
  →「路頭に迷っていたとき、親切な人に拾ってもらえた。」

【運命】自発的な行動によって「道が開けてきた」という状態。
 (本人の意志をきっかけにして発生する要素)「運んだ縁」
  →「路頭に迷っていたとき、ある商売を思いついて成功した。」

たまに宿命だけで、幸運をつかんじゃう人がいます。玉の輿とか。
(注目されるためにそれまでの努力があったケースもありますけど)

そういう事例だけをみると、たいていの人には運が回ってきません。
で、「あの人はたまたま運がよかった。私なんか。」になっちゃう。

でも、最初に必要なことは、自分から動くことなんだと思うんです。

すごい確率で降ってくるような宿命を待つことは、時間の無駄です。
何をしたいのかを考えて、そこに向かうことが大事だと思います。

「やろう」と思って実際に「行動した」人しか夢は果たせません。
これが大多数の人にとっての「現実」であり「真実」だと思います。
私の人生にとっても、そういうことなんだろうと解釈しています。

あと、人によって「宿命」と「運命」って順番が違う気がします。
宿命が先に来ちゃっても、その後に努力する運命だってあります。

【宿命】まさに「運がよかった」「ツいていた」という状態。
  →「路頭に迷っていたとき、親切な人に拾ってもらえた。」

・・・という人にしても、その後は本人次第で運命は変わります。
「拾ってもらえたけど、やはりダメ人間だったので捨てられた。」
というストーリーもあれば、
「恩義に報いるため努力し、実力をつけ成功することができた。」
というストーリーもあると思うんです。

すばらしい宿命に期待しながら、まずは運命を磨きたいと思います。

2009年1月27日火曜日

書くことがない日は・・・

なるべく三日坊主にならないようにしようと思っている、この日記。
誰も見ていないという安心感から、毎日書かなくてもいいかなと思う。
・・・いやいやいや、誰も見ていないからこそある意味リアル日記。

2009年1月1日からひっそりと始めた公開日記。そこそこ続いている。
ふうん、やろうと思えば続けられるんだ。まぁ、一日コケたけど。

なんて、どうでもいい文字列で、日記を埋めていたりなんかして。
だって書くことないんだもん。

・・・なんてことはないようにしたいね。

何も書くことがない日とは、何も新しいことがなかった日のこと。
つまり、死んでいたのと同じような日なんだと思う。

努力をしなかったから、昨日と同じ一日を送ってしまったに等しい。
昨日から何かが変わっていれば、書ける内容は増えているはずだ。

今日はどんな一日だっただろう。気づきはなかっただろうか。

今日はハケン先のシステム作業の実施管理と評価なんてものをやった。
上流工程ということで、偉そうに「ああしてこうして」と指示を出す。
ま、実際には腰の低い体勢でお願いしちゃってるワケなんですけどね。

でもねえ、上流工程とかって勘違いしちゃいそうで、よろしくないよ。
指示だけなら誰でもできる。実際にすごいのは現場で動いている人だ。
その一方で、現場作業だけでは、ずっとその場所から動けなくないか?
なんていうジレンマをめいたことを感じた一日。いや、半日か。

うまく仕事を回したように、周りからは見えているんだろうなと思う。
こういう状況が一番危ない。だって本当は誰にでもできるんだから。
これが「自分だからうまくできている仕事」と勘違いしちゃダメだ。

もっと自分に厳しく。そして自分にしかできないことをやらなくては。
なんて、思っちゃいました。真顔で。

がんばろ。

2009年1月26日月曜日

諦めないマインドマップ



まだマインドマップ練習やっています。多少は分かってきたような。
こないだぶつかった壁は「マインドマップで何するの?」という疑問。
マインドマップ完成自体が目的になるのは、なんか変だよね・・・と。
何か成功させたいことがあって、それを支える道具であるべきだろう。

自分なりに、マインドマップを使うコツがすこし掴めてきた気がする。

◆100%ルールを守ろうとしない!

→「ルールを意識するとなんだか描けない」という局面で有効です。
 →マインドマップの公認本の例でも厳密には守っていない。
  →たとえば「1ブランチ=1ワード」というルールなど。

最低限守っておくとよさそうな点として、
・どこに繋げていいか分からない場合は「直感」でつなげる。
・ブランチの方向性(根元と末端)が分かるようにしておく。
・ブランチの一部でもいいから、遊びで絵を付け加えておく。
・とりあえずセンターイメージだけでも、がんばって描いてみる。

◆論理的に考えることを放棄する

→全体的なレイアウトをあまり考えないで書き始めるとよさげ。
 →予定調和になることで「想定内」のマップになってしまう。
 →末端の内容がメインブランチとかけ離れてきても気にしない。
→最初から完璧なマインドマップを作ろうとか思わない。
 →絵を描きながらの連想ゲームに徹する。
 →イマイチだったら後で作り直せばいい。
→ルールの壁を突き抜けることを意識する
 →ガイドブックのマップ例をみて好きなスタイルを拝借する。
  →ブランチの伸ばし方のルールを上手に突き抜ける方法を考える。

◆マインドマップはこうやって使えるかも

→メインブランチと一見関係ない末端のワードに注目する。
 →メインブランチと末端のワードを使って文章を作ってみる。
  →その文章の意味を考えると新しい発想が生まれるきっかけに。
→企画書を書く前にマインドマップで「遊んで」みる。
 →これをもとに企画書を書くとネタに詰まらず一気に書き通せる。
→作るときと完成した後でマインドマップは2回使う。
 →作る過程ではアイデア出しを目的として利用する。
 →作った後では文書を作成するガイドマップとして利用する。

とりあえず遊び感覚でネタを作ると、あとが楽ちんになるようです。
もうちょっと頑張ってみようかと思います。

2009年1月24日土曜日

まだまだ甘いね

こんなことを書くのもなんだけど、ちゃんと土曜日もやってるな。
ダメダメな自分が、ちゃんと一歩ずつ進んでいるっていう実感。
だけど、いいトシこいて、一歩一歩っていうのもアレなんだけど。
自分でやるって話なんだから、そもそもできて当たり前じゃないか。
もう世の中に出ている実業家からすりゃ笑っちゃう姿なんだろうな。
どれだけ甘っちょろくて、幼稚っぽいことで喜んでいるんだろうと。

自分の理想からいけば、もっと時間を有効に使って頑張らなくては。
そういう思いは確かにある。まだまだ足りないことがたくさんある。

変な葛藤だよ。頑張ればいいと思いつつ、思ったようにできてない。
そう思うなら、もっと集中していろんなことにあたるべきなんだ。
今からでもがんばればいいんだよ。気づいたならやればいいんだ。

だけど、つい無駄にした時間を気にしてしまう。これはよくないね。
たぶん、そういうところも含めて、今の自分の力量なんだと思う。

認めながら、すこしずつ前を向いていけばいいんだよな。きっと。
甘いんだよなあ・・・と思うけど、まずはそこから始めるしかない。
焦っちゃいけないんだ。焦って何もできないよりも着実な前進だ。

それに、きっと変化って最初から明らかに分かるわけじゃあない。
朝顔の芽を毎日観察日記をつけたって、1ミリ程度の違いでしかない。
下手したら違いが分からない日があっても、不思議なことじゃない。

スタート地点の0%にいるか、それとも目指している100%地点か。
甘やかしかも知れないけど、たぶん、そういうことじゃないだろう。
0%なのか、それとも0%以外の領域に踏み出しているかなのだろう。

今は、自分の理想にいきなり向かうことができなくても焦らない。
たしかに目標を達成するための期間を区切っている。だから焦る。
焦ってはいるけど、うまく動けなくて、だけど焦っちゃいけない。

自己矛盾を抱えつつも、とりあえず前向きに進んでいこうと思う。

2009年1月23日金曜日

自分を分析してみる

今さら・・・というわけでなく、今までもやっていたんだけれど。
あらためてここで、自分の特性などを分析してみようかなんて思う。

できること・・・というか、今までの仕事で手がけてきたこと。

・木材加工(?)
・サポート対応
・サーバ構築、運用(CentOS/Apache/bind/sendmail他)
・ネットワーク構築(各種ルータ・ロードバランサー設定)
・DBシステムを含むWeb系アプリケーションの設計、開発、運用
・その他、仕様書作成、マニュアル作成、企画資料作成など

列挙してみると、なんだ、できること少ないじゃねーかって印象だ。
まぁ、アプリケーション開発って一言でいっても、いろいろだけど。
HTML、CSS、perl、PHP、SQL、sh ・・・みたいな感じで。

それなりの企業なら分業されていることを、一人でやってきただけ。
一人でなんでもできることを求められてきたし、それに応えてきた。

ただ、開発関連をずっとやってきた人には、とてもかなわない。
サーバ構築関連をずっとやってきた人には、とてもかなわない。
データベース専門にずっとやってきた人には、とてもかなわない。
そういう自覚は以前からずっとある。

だから「○○なら任せておけ!」という優位点は特にないんだな。
その代わり「どの分野からの話でも対応できる」という強みがある。

「あ、えーと、データベースの話になりますと、ちょっと・・・」
「プログラミングとかスクリプトとかそのへんは専門外で・・・」
「サーバ構築とかそのあたりは、あんまり絡んでなくて・・・」

というセリフは、とりあえず言わずにすんでいます。
専門技術を高密度で極める方向でなく、広範囲に拡散という感じ。

中小企業に勤めると、全部ができなくちゃダメという状況になる。
特にシステム専門会社でなく、コンテンツ主体の会社だと特にそう。
プログラミングを極めるとか、構築を極めるとかは贅沢なワケで。

ただ、私の場合は、自分からそんな状況を望んでいたんだと思う。
新しいことを知る喜びは大きいけれど、あまり狭く深くは潜らない。
基本的に「一人からできる」ということをベースに考えているから。

全体のメカニズムを俯瞰し、それぞれすべき作業は自分でできる。
その中で高度な技術が必要なら「自力で学ぶ」か「人材を集める」。
何かを始めるにはプロトタイピングが必要だ。それが最初の一歩。

さて。
この週末はいろいろとコトを進めるぞう!

2009年1月22日木曜日

死について

死にたいとは思わないが、最近、死というものを考える時間が増えた。
命は保証されているものではなく、何が起こるか分からないのが人生。
後悔することのないように、一日一日を大切に生きていきたいと思う。
そして一期一会。いつでも最後になるかも知れないという気持ちを持つ。
どんな事情であれ、会えなくなった時に後悔しないようにしたいから。
あの一言を言っておけばよかった・・・なんて、思いたくないからね。

とにかく、一日一日を大切に生きていく。できることをやっておく。
今しかできないこと、今だから挑戦を許されていることをしておく。

なんだか、追い立てられているのかな。追い詰められているのかな?

・・・なんて、実は全然思っていないんですよ。もう無駄にはしない。
これ以上、時間を無駄にしたくないなあなんて思うんですよ。ホント。

いつか、ゆっくりとリタイア後の人生をのんびりと楽しみたいから。
お金とかに囚われずに、有意義なライフワークを続けていきながらね。

そんな未来を眺めながら、今は目の前に見える道を走っていくだけだ!
自分一人しか読まないのに、カッコつけてるなぁ・・・。

でも、たったひとりだからこそ、カッコつけてもいいんじゃないか!
よーし、前進だ!

2009年1月21日水曜日

マインドマップでつまづく

マインドマップ・・・しょーこりもなく、まだまだ練習中しています。
毎日、描き続けるとよいとのことで、まあ、毎日試してみています。
だんだん「それっぽく」描けるようにはなってきます。

塗るのに時間がかかるので、カラー筆ペンみたいなのを購入しました。
すると、今までよりもずっと高速に、そしてきれいに描けるように!
筆ペンだと、線の表現力が普通のペンに比べて違うので、楽しいです。

すいすいとマインドマップもどき(まだ「もどき」と言おう)が完成した。

「あー!できたー!」

・・・で?

「いや、だから、マインドマップできたよ?」

・・・で?

・・・。ちょっと待てよ。マインドマップって何をする道具だっけ?
とりあえず「マインドマップができてよかったよかった」で終わり?
全部、連想されることを書いたさ。それで終わりなのかい?・・・と。
当たり前の連想ツリーができただけで終わっちゃったぞ。それで?

マインドマップ本では、マインドマップ作りが目的になっています。
きれいなマインドマップを作るためには、こうしなさい・・・と。
「マインドマップの書き方」が目的の本だから、間違っちゃいない。

自分がまだマインドマップ慣れしていない部分もあるんだろうな。
でも、圧倒的に本質的な目的に関する解説が少ないような気もします。
熟達して初めて分かることもありそうなので、まだ練習は続けますが。

というか正直なところ「実験」です。
実験テーマは「マインドマップの発想力サポート効果」について。

「疑念→メンタルブロック」という理屈は信じる気にはなれません。
疑念が邪魔になるのは、マインドマップでなくマインドコントロール。
疑念というフィルターなしに受け入れる危険性は認識すべきだと思う。

自分の頭でちゃんと確かめていかないと、偏向一直線に陥りそうだ。
それこそ「契約書でもなんでもマインドマップで」になっちゃったり。
#書物によれば、原案者がマインドマップで契約書を書いたらしい。
#↑英国紳士としてのジョークなんじゃないかなあと思ってますが。

「疑念を捨て去れ」ってのは、マインドコントロール系の商法で多い。

 ・疑念を持ちながらも
   ↓
 ・一定の手法に従うと
   ↓
 ・一定の効果がでる

というのが、「技術」として一般に認知されるべきものだと思います。
今、書籍やインターネットなどで、マインドマップの字が躍ってます。
これはもう、お祭り状態といっても過言じゃないような気がします。
いくらなんでも、乗せられ(乗せ)すぎなんじゃないのかな?って印象。

すばらしいと思われる技法がある時、まずは自分で体験してみること。
そして自分の目や頭を通して、公正な視点でその技法を評価すること。
・・・これが大事なことなんじゃないかなと思う。

「○○がこう言っているから?」「○○も効果を認めたらしいから」

なんて、ハロー効果で自分をごまかすのではなく、自分で考えること。

とりあえず、
「テレビで言ってたし」「書店で流行ってたよ」「だって専門家が」
というのは信じずに、自分という資源で解きほぐしていこうと思う。

こんなことを書きながらも続けています。価値に期待しているから。
だから、マインドマップを描く時は純粋に楽しんでやってますよ。

2009年1月20日火曜日

設備投資とその効果

ハケンから脱却すべく、いろいろゴソゴソしている。
だから帰宅時間も早いぞ!
早いと言えば、仕事先のパソコンを最新型に変えてもらいました。
めちゃ早い。
こないだ、所属長に自分のPCでプレゼンしました。
そうしたら、あまりに遅すぎてどうにもならない始末。
そんなワケで、新しいPCを調達していただくことになったんです。

もう、何から何まで早い。
漢字変換から、ブラウジングから、メール閲覧まで。
早さと言うよりも、逆に今までの遅さはなんだったんだというくらい。
一つ一つの漢字変換で0.1秒ずつ、メールの連続閲覧で0.1秒ずつ待つ。
ひとつひとつの待ち時間は短いモノの、もっさりしてたんですよねえ。

「この処理よろしく!」
「あ。。。はい!」

みたいな感じ。
この「あ。。。(0.2秒)」が全ての作業についてたんだなあ。
そしてちょっと重そうなことをさせると、もう戻ってこない。
あっちの世界に行きっぱなし。
メモリが枯渇しちゃってそのままにジリ貧に。
タイミング悪く内部統制用ツールが動くと、もう、意識不明の重体。

そんなところにきて新型PCだ。
デュアルコアCPUのメモリ2GBの2画面液晶。

Firefox3、プラグインが便利だから使っていたんだけどさ。
・・・これ、速いんだね。
みんな「速い速い」言うけど、実は初めて速さを実感した次第です。
(自宅のPCも5年選手でそんなに速くはないからね。メモリは2GBだけど。)

PCが新しくなって、変なイライラがなくなりました。本当にすばらしいな。
常に感じていた「PCに待たされてる感」が完全になくなったのが爽快です。
これで効率が上がるかと思うと、モチベーションまで上昇しちゃいますよ。

景気が悪いとガマンガマン・・・になりがち。間違っちゃいないんだけど。
私も、こんなご時世なんだし、まぁ、ガマンだよな・・・と思ってました。

そうか、こういう時でも設備投資できる環境って強いな。勉強になった。
ケチるだけじゃなくて、必要なところにお金を使うことが大事なんですね。
同じグループの中じゃ、プロパーさんよりも高性能なPCになっちゃったよ。

ハケンから離れようとしているのにね。そういう意味ではちょっと複雑。

2009年1月19日月曜日

ハケンのすごいヤツ

土日、半日くらい、ずーっとパソコンの机の前に座っていました。
企画書やら、ちょっとした仕組みなどを作っていたりなんかして。
たまに横になって休憩したりもしましたけどね。

ハケンになる前って、ずーっとこんな感じだったなーとか思い出します。

「とにかく自分でなんとかしなきゃ」という危機意識が今よりありました。
ハケンになってからも、危機意識はもっていたつもりだったんですけどね。
やっぱり、どこか甘くなってたなーと反省することしきりの今日この頃。
オーナーシップという点では、圧倒的に意識が弱くなっていたんなあと。

ハケンということで、雇用に関して安心したことは今まで一度だってない。
だけど、メンタルなところでどこかハケンというシステムに寄りかかってた。
ハケンって危ないシステムだと思う。ちゃんと自分の意志を持ってないと。

ハケンで2年になるけど、昔、ハケンをやめた人でおもしろい人がいたなあ。
「このたびパイロット試験に受かりましたので、本気で夢を追いかけます。」
なんて送別会で言い残していった人。

ハケンやりつつ、パイロット本気で目指してたのかよ・・・ってビックリだ。
そういうキャリアパスってあるのか。つか、あきらめないってすごいなと。
もっとも、小さい会社のパイロットなんだろうけどね。

自分の夢を叶えたいからこそハケン。しみじみ、こうありたいものです。
さて、やることをやらなくては。文章を書いていられないほどに気が焦る。

そんなワケで今日は短めでおしまい。

2009年1月18日日曜日

初心者なので分かりません

何をもってエンジニアというのか、SEというのか、最近よく分かりません。
たまに聞くんですよ。同業者の人に。「SEってなんだと思います?」って。
私より6年くらい年上のSEさん曰く、

「プログラマーではなくて、設計とかの上流工程をこなす人のことですよ。」

なんか違う。というか、私が聞きたい答えはそういう方向性じゃないんだ。
まあ、私の質問の仕方が悪かったんだけど。

私の周りには「情報処理技術者」とか、そういう資格を持たないSEがいる。
というか私自身も持っていない。あまり必要性を感じなかったからだ。

幸いにも、資格を持っていなくても、本当にすごいSEに多く出会ったから。
今まで出会ったSEは、必ず次の条件を満たしていた。

 ・知識の引き出しが広く解決に至るための選択肢が多い
 ・「野性のカン」とすら言えるほどの瞬発的な危機予測能力がある
 ・それまで知らない技術でも必要とあらばすぐに習得する意欲
 ・ロクな引き継ぎがされなくても、なんとかしてしまう胆力

資格を持っているかどうかというよりは、こういう人たちと仕事がしたい。
SEの業界においては、相手の取得資格を気にする人は少ないように思う。

技術関連の仕事をしている中で、ベテランとの境目を知ることは難しい。
ベテランというのは資格などでなく、周囲から与えられる称号だからだ。

しかし、私はそろそろ資格を受けてみてもいいのかなと思うことが多い。

「SEという立場になっているものの、相対的にどの程度なんだろうか?」

こういう疑問を自分自身に持ちながらも、今までいろんな仕事をしてきた。
そろそろ客観的な試験を受けて、自分を試してみてもいいのかも知れない。
資格を取る取らないというより、自分のスキル状況を明確に知りたいから。

今は7月までに行うべきことが多いので、そこに注力していくつもりだ。
ただ年間を通してという意味では、資格試験も視野に入れていこうと思う。

資格があっても場数を踏んでいなければ、使い物にはならないだろう。
ただ、資格を取って標準レベルを知ることには大きな価値があるはずだ。
資格試験については、その種別も含めて、今後、検討していこうと思う。

ちなみに「ひよっこ」の見分け方は、ものすごく分かりやすいと思う。
次の条件を満たせば、とりあえず「ひよっこ」卒業ではないだろうか。

 ・基本的に人には頼らずに自分で調べて解決しようとする意欲がある
 ・問題点にぶつかった時に調査する手順や手法がイメージできる
 ・自分がぶつかっている問題周辺について明確に状況がまとめられる
 ・質問サイトに「初心者で分からないのですが」と書かない(苦笑)

これらに該当する文章は、特にエンジニアが集うサイトでは嫌われる。
こういう業界に入ったら「初心者」というエクスキューズは問題外だ。
だから、こういう書き込みをしようモノならエライ勢いで叩かれる。
余計なお世話だろうが、新兵に実戦の厳しさを叩き込む感じに近い。
自分で調べて解決していけなければ、きっと生き抜いていけないから。
技術とか知識とかそういう問題じゃなくて、基礎メンタルの問題だ。

思わず話が脱線してしまったようで、実はそうでもない。

私が年上の同業者に聞きたかったのは、「SEの定義」などではない。
「ベテランSEとはどういう人だと思いますか?」を聞きたかったのだ。
定義が明確でないからこそ、いろんな人の持論を聞いてみたいと思う。

私の中でひとつ「これが答えなのかな?」と漠然と思えることがある。
なんだかんだ言いながら、この業界でメシを食い続けていられる人だ。
ベテランとは少し違うが、でも生き抜けてきた事実は認められていい。

と、書きながら、私はエンジニアとして生き続けるつもりもあまりない。
もっとも自分らしい形で、いろんな人々に笑顔を作れればいいと思う。
いろんな人たちに幸せを構築できる職業や職種なんかはたくさんある。
それがエンジニアであれば都合がいいが、そこにこだわるつもりもない。

「幸せ」の形についても、いろいろと考えていきたいな。今後じっくり。

2009年1月17日土曜日

秘密基地とごっこ遊び

まだ男の子だったころ、秘密基地を作った経験はないだろうか。
ダンボールを調達してきたり、木の板を調達してきたりして。
そして、基地の中にいろんな雑誌やらを持ち込んでくるのだ。
いや、もっと正直に言うなら、どこかから拾ってきた雑誌だ。
さらに言うなら、意図的に誰かがコッソリ捨てたような雑誌だ。
よく言えば、余計なコストをかけないリサイクル活動ってトコか。

で、司令官とか監視員とかスパイとかの役割もあったりして。
あ、これ、全部、職業じゃん。職業の特殊性はかなり高いけど。

一方、まだ女の子だった(?)子供は、ママゴトが好きだったようだ。
ほとんど遊んだ記憶がないはずだけど、断片的な記憶がなぜかある。

ダンナは仕事から帰ってきて「今日も仕事で疲れた。」とかいう。
それを受けて「一日、おつかれさま。ご飯にする?」とオクサマ。
あ、これ、サラリーマンと専業主婦じゃん。
しかも、それぞれの家庭環境が分かるようで、実はシビアな遊びだ。

最近の子供たちはこの世界で何をみて、どう遊んでいるんだろう。
「仕事、明日から来なくていいって。」なんてのもあるんだろうか。
「あなた、家のローンはどうするのよ!」なんて答えるんだろうか。
そんなママゴトは勘弁していただきたい。見たくないぞ。マジで。

子供の頃にやった遊びのいくつかは、大人社会の模倣だったと思う。
そういう子供が成長していって、40が近くなる頃には人生いろいろ。
いろんな大人に成長していくんだよなあ。大人ごっこの子供たちが。

大人の世界に憧れた子供たちが、大人になって憧れを失うこともある。
初心忘れるべからず。もう一度、大人の世界に憧れを持ってみよう。
子供が大人の世界に夢を馳せるように、大人には子供の視点がほしい。

子供の遊びって何が面白かったのか、大人になると分からなくなる。
たぶん未経験の脳にとって、新たな刺激の連続だったんだと思う。
だから、いろんな経験を持った大人の脳はあんまり面白がらない。

が、秘密基地だけは、いまだに面白いと思う要素があったりする。

・秘密基地がどんどん成長していくこと
・得意な役割を分担して自分だけでできない発想が生まれる。

秘密基地はみんなの提案によって、バージョンアップされていく。
最初は寒くて仕方なかった基地が、そこそこ暖かくなってきたり。
風に弱かった基地が、いろんな補強によって強くなっていったり。
いつの間にか防水機能を備えて、雨をしのげるようになっていたり。
それより何より、大人に見つかりにくいところが「秘密」基地だ。

発想+実現+チームワーク・・・などと、いろんな足し算があった。

今、私がやりたいこと。それは「秘密基地」を作るような仕事だ。
いろんなスキルを持ち寄って、面白い企画を実現させていきたい。

2009年1月16日金曜日

効率的読書との攻防

フォトリーディング。しばらく放置気味でしたが、練習を再開してみました。
自分なりに、フォトリーディングをコンピュータの動作としてたとえてみる。

1. 準備(目的を明らかにする)
  →抽出条件の入力(初期設定:「概要について」)

2. プレビュー
  →インデックス情報の作成
  →キーワードの重み付け

3. フォトリーディング
  →キーワード抽出処理
  →CPUを介さないHDDダイレクト書き込み

4. スーパーリーディング等
  →重み付けされたキーワードに基づく補完読み取り

5. アクティベーション
  →取得情報の最適化(読み取り24時間後に実行)

要するにこれは、検索エンジンを人力でやっているようなイメージか。
圧倒的な量を持つ情報に対して、真正面から挑むと計算コストが高すぎる。
そこで最適化アルゴリズムを使って、良質情報のみを取得してやろうと。

関連教材によると「書物の中で要点比率は4~11%程度である。」とか。
100ページある本だったら、実際に読むべきところは4~11ページだけ。

この理論については出典がよく分からないので、後で調べてみようと思う。
このへんの話は、正直、ホントかよ・・・と思わなくもないんだよね。
法律家を目指す人が六法全書の数%を読むだけでいいのか?・・・とか。

ただ先ほど、人力「検索エンジン」と書いたけど、これがカギなのかも。

インターネット上には、それこそ無限に近い情報で溢れかえっている。
日本語のものだけに限ったとしても、その全てを読むことは不可能だ。
そこでGoogle検索などで、キーワードを入力して検索するわけだ。
ただ、検索キーワード「A」と「B」では、その検索結果が変わるはずだ。
インターネット上の情報総量が、変わったわけでもないにも関わらず。

これと同じことが、フォトリーディングに言えるんじゃないだろうか?
フォトリーディングでは、準備過程として「読書の目的」を設定する。
そのスコープにおいていえば「要点が全体の数%」になり得ると思う。
そして別の目的を設定すると、他の部分が「要点が全体の数%」になる。

たとえば7色のカラーについての本がある。そして赤を知りたいとする。
もし各色が均等に書かれているなら、「7分の6」は読まなくてもいい。
確かにそういう理屈であれば、素早く読めることも納得できる。

そもそもフォトリーディングって、何度でも行っていくものらしい。
目的が変わった時点で、もう一度フォトリーディングを行うんだそうだ。
要するに検索内容を変えたら、もう一度検索実行してねということか。

たぶん、この技術は「本=人間」だと思うコトがコツなんんだと思う。
人間から知っていることに全てを知ろうとすると、全部は話しきれない。
でも、こちらから質問をするとその範囲については教えやすくなる。
逆に聞かないことは教えてくれなかったり、教えようがなかったりする。
だから質問が変わったら、もう一度「本」に聞かないといけないと。

でも、この読み方・・・推理小説なんかでは絶対に使いたくないなあ。
「目的:ストーリーの概要」とか「目的:真犯人」とか・・・って。
特に真犯人を知りたければ、本を後ろから読んじゃった方が早いぞ!

そういえば、私は討論番組とか映画番組とかをよく録画するんですよ。
討論番組なんかは1.5倍速で聞き流したりすると、わりとオトクです。
だけど、映画を1.5倍速で観ると、なんだか損したような気になる。
映画を観ているのか、それとも概要を知る作業なのか分からなくなる。
4日間の旅行の予定が、効率よく観光地を回って2日で帰ってきた感じ。

ちょうどこんな感覚の読書方法が「フォトリーディング」ですかね。

そういう意味では必ずしも「万能」な読み方ではないと思います。
まあ、いろいろ思うところはあるものの、まだまだ練習は続けます!

2009年1月15日木曜日

グータラ脳

私の脳は疲れやすい。脳が疲れるというのは飽きることなんだそうで。
仕事をやっていて、ちーっとも面白くないことだってたくさんある。
前向きにっていったって、脳が「No!」って言ってるんだもんなあ。

事業を立ち上げるブログなんだから、もうちょっとマジメに働け?
仕方ないって。人間なんだから。正直、気分が乗らないコトもある。

本当はグータラ人間なのに、ブログでカッコつける方がつまんない。
等身大って誰のために大事かって言ったら、やっぱり自分のため。
表裏のギャップが大きくなると、結局つらくなって長続きしないよ。
・・・というか、ま、読者自分ひとりという状況でアレだけれど。

まあ、ダメダメな状態をどうやって何とかしようかという話が大切。
へんなところでカッコつけないで、できるだけ正直に生きてみたい。

で、話を戻そう。ええと、疲れやすい脳の話。

十分に睡眠をとった後でも、やっぱり眠くなる会議ってあるんだな。
あとは淡々とやることが決まっちゃってるような「作業」とかね。
そこに意思があまり介在しないとき、脳はスリープ状態になる。

そういう時、次のことを試してみると面白いかなと最近思う。

(1) マルチタスクでゴー!=====

複数やることがあるなら、ひとつの作業に集中することを放棄する。
どうせ集中できないんだから、逆にあえて開き直るんだけどね。
細切れかキリのいいところで時間を区切り、ぽんぽん作業を変える。

こうすると、タスク切り替えという刺激が脳みそに与えられる。
脳みそに蓄積された疲労が、そのたびにフラッシュされる感じ。
効率が悪いようにも思えるけど、思考が止まるよりはマシかなと。

そもそもこの文章だって、いろんな時間の細切れで書いているし。
さらには、違うタイトルの文章も同時進行で準備していたりして。
止まりそうな脳みそが覚醒するなら、まあ選択肢としてアリかと。

(2) コレって何のためだっけ?=====

自分の「作業」そのものについて、理由を本質論で考えてみる。
会議が眠いなら、そもそもその会議は何のためのものかを考える。
もしも理由が明確なら、その有効性を最大にする方法を考える。
理由が見つからない場合は、無駄な会議に出ている可能性もある。

そうなってくると、次に取るべき手段はある程度決まってくる。
その会議に出席する意味合いを、然るべき人と話し合ってみると。
あんまり有効性ってないね・・・という結論なら欠席を申し出る。

なんていいながらも、まあ、実際には難しかったりするんだけどね。
それなら会議に出つつ、他の案件について考える時間にするとか。
いきなり話を振られて困らないように、流れだけは聞くんだけど。

=====

そうして考えていくと、いろんな選択肢が出てきそうな気がする。
「他の方法を使って、もっと効率的に進められないだろうか?」
と、考え始めると「作業」は「作業」ではなく「仕事」になる。

与えられたことだけを、頭を使わずに黙々とやるのが「作業」。
課題を深堀りし、自分で解決することが「仕事」だと思ってます。

ちなみに誤解がないように補足。
ずっと同じものを作り続ける職人さんは「仕事」なんじゃないかな。
「同じ品質を保ち続ける」ということに頭を使っていると思うから。

=====

前向きになれない時には無理しないで、クラッチを抜いてみると。
眉間にシワをよせて前向きになろうなんてさ、無理だと思うもん。
力を抜いて素顔に戻ってから、ゆっくりと前向きになればいいよ。
「明日早いからすぐに寝なきゃ!」って焦ると眠れないのと同じ。

気楽にゴー!

2009年1月14日水曜日

仕事を楽しくGTD

仕事術花盛りの昨今、「GTD(Getting Things Done)」もよく聞きます。
これは仕事を5段階のシンプルな分岐ルールで分類するという手法。
仕事が山盛りで、何から着手すべきか分からない人に有益と思います。

工程は「収集→処理→整理→評価→実行」の5つだけ。

前準備:
・フォルダまたはコルクボードなどに次のエリアを作る。
 -「収集」
 -「次のアクション」
 -「プロジェクト」
 -「連絡待ち」
 -「いつかやる」
 -「カレンダー」
 -「ゴミ箱」

収集:
・思いつく仕事をとにかくリストアップする。
・道具は何をつかってもいい。(PCアプリでも付箋紙でもなんでもOK)
 →個人的にはフリーソフトの「freemind」を使うといいと思います。
・これらを「収集」フォルダにいれておく。
 →付箋紙なら「収集」のエリアにぺたぺた貼っておく)

処理(分類):
・仕事をするというフェーズではなく分類するフェーズ。
<振り分け分岐>
 ・今すべき?
  →今すべき
   ・2分でできる?
    →2分でできます:今すぐその仕事をする。完了後「ゴミ箱」へ。
    →2分じゃできません
     ・複雑?
      →複雑です:「プロジェクト」フォルダへ。
      →複雑じゃないです
       ・人に任せられる?
        →任せられます:人に任せて「連絡待ち」フォルダへ。
       ・猶予はある?
        →あります:日程を決めて「カレンダー」フォルダへ。
        →わりとないです:「次のアクション」フォルダへ。
  →そのうちすべき
   ・いつかしたい:「いつかやる」フォルダへ。
   ・いつか役立ちそう:「資料」フォルダへ。
   ・やっぱりいらない:「ゴミ箱」フォルダへ。

整理:
・振り分け済みフォルダの中を整理していきます。
・「次のアクション」に入った仕事を細分化したりします。(単純化)
 例) 打ち合わせをする → 関係者日程確認 → 資料作成・・・など。
・「連絡待ち」に入った案件で進捗状況を確認したりします。

評価:
・週に1度くらいの頻度で分類された仕事の必要性を検討する。
 →不要なら「ゴミ箱」フォルダに捨てていく。

実行:
・整理された仕事を実行していくフェーズ。
・基本的に「次のアクション」フォルダの上から機械的に実行する。
 →順番は難易度で選ばず、「機械的」に上から順に実行。
  →仕事の難易度で選ぶと、最後に高難易度ばかりが残る羽目に。

これら5段階の工程で、苦労しないでタスクリストを作って実行します。
これまた実際にやってみたんですが、仕事量が多い時にいいですね。
どれから手を付けていいか分からない状況って、実に大変です。

そんな時、GTDは優しい上司になってくれます。

 ・まずは落ち着いてみようよ
  →どんな仕事があるのか全部教えてくれる?(収集)
 ・じゃあ質問するよ
  →この仕事って時間かかりそう?人に振れない?(処理)
 ・とりあえずこの仕事を考えよう
  →まず、この仕事は何から始められそうですかね?(整理)
 ・ところでこの仕事必要?
  →必要性が薄ければやらなくてもいいんじゃない?(評価)
 ・じゃあ後は大丈夫だね
  →だいぶシンプルになったし、まずはじめてみようか?(実行)

個人事業主とか上司がいない立場の人にもうれしい仕組みかも。

2009年1月13日火曜日

1/12(12分の1)

1月12日という意味じゃないです。
夢の継続可否で判断期限に設定した、6/30までの全期間までの割合です。
これが1月15日で「12分の1」になるんですよ。あっという間ですね。
1月15日にはすこし早いのですが、開始から現状までの振り返りをします。

で、6/30までのゴールを明確にしておきたい。正確にはマイルストーンか。
半年で事業が立ち上がって、収益を稼ぎ出すなんて思ってはいないから。
もちろん稼ぎ出せれば最高だが、まずは無欲で自らの価値を醸成したい。
判断のための期限を区切るとはいえ、長期的視野を外すことはできない。

◆現時点での案件リスト
  案件(L1):
    新規業態の飲食店システムの立ち上げ
  案件(M1):
    新規業態のIT雇用の開拓・促進・教育システムの立ち上げ
  案件(S1):
    異業種コラボレーションによる新規事業開拓の基盤構築
  #なお、これらの案件以外にも増えていく可能性はあります。

●6/30の時点で夢の継続が可能な到達条件:
次の項目において、3つ以上が満たされている場合。
  (1) 案件(L1)の持ち込み先で正式な事業案件として進行していること。
    □事業案件を進めるための人材リストに名を連ねていること。
    □事業立ち上げまでの日程が計画として関係者周知されていること。
  (2) 案件(M1)の持ち込み先で正式な事業案件として進行していること。
    □事業案件を進めるための人材リストに名を連ねていること。
    □事業立ち上げまでの日程が計画として関係者周知されていること。
  (3) 案件(S1)について考案した仕組みがすでに運営されていること。
    □上記仕組みがすでに開発済み(β版で構わない)であること。
    □上記仕組みを利用している協力者・利用者がすでに存在すること。
上記を満たさない場合でも、次の条件のどれかを満たす場合。
  (4) 上記案件またはそれ以外で収益があるか収益予定が明確な場合。
    □派遣業務以外の自主的活動において入金がなされた場合。
    □たとえば協力者報酬など書面等によって担保されている場合。
  (5) 目的に関する理解が広く得られ第三者より継続を希望された場合。
    □実名による継続希望または協力の申し出があった場合。

正直、これらの条件、自分で「ちょっと甘いかな」と思っています。
ちょっと何とかしたら、どれも何とかなっちゃいそうな感じじゃん。

・・・実は、自覚的かつ意図的にハードルを甘くしました。

 ・「現実的に達成可能」と思われるゴール設定をしなければ意味がない。
  →あきらめることが目的ではなく、確実に前に進むことが目的だから。
 ・今まで「いつかやる!」と言いつつ前述項目をどれも満たさなかった。
  →甘く設定した目標すら達成できないならば、続ける資格がないから。

ハードルが甘いのだから、最低条件より多く達成して7月を迎えたいと思う。

そんな中で、現状の進捗状況と今後の予定。

・案件(L1)を資料としてまとめた。
  すでに店舗が完成している前提で店内レポート記事(仮想)を書いた。
    →400字詰め原稿用紙25枚分。
    →運営のための具体的条件について全てを記事に盛り込んだ。
    →仮想記事によって実際にあったら魅力的かどうか探りたい。
    →明確なスペックではなく個人差による店内イメージに訴求。
・案件(L1)についてのレビュー日程について調整中である。
・案件(M1)についてのレビュー日程について調整中である。
  →案件(L1)と同じ持ち込み先。
    →今後の進行について断られたら、了解の上で他へ持ち込む。
・案件(S1)についての機能仕様について構想を検討中。
  →当初から仕様を膨らませない。(2/1に間に合う程度の試作レベルで。)

現在、まだ混沌としていて未定部分も多いのですが計画表を作ります。
今後、ここには公開できる範囲で公開します。

  案件(L1)
    1月18日までに仮想記事の内容をスペックシートに落とす。
    1月31日までにレビュー実施。(スペックシート利用)
      →先方日程待ちのため要リマインド。(1/16,1/23,1/30)
  案件(M1)
    もともと中断案件だったため再立ち上げの可否を確認。
  案件(S1)
    1/18までに基本仕様を固める。
    2/1までに基本機能(骨格)のみを作成する。
  全体
    2/1までに半月単位での全体スケジュールを作成する。

誰かに報告するための計画表ではなく、確実に前へ進むための計画表。
こういうこと、子供のうちからやっていれば人生変わったかもなあ。
・・・と思いつつ、ま、夏休みの宿題は8月末日までやらないわな。
だって夏休みの宿題くらいじゃ、モチベーションが上がらないから。

2009年1月12日月曜日

漢字変換登録を貪欲に

誰でも知っている技だけど、あらためてやってみると効果は絶大です。
私の場合は次のように使ってます。(会社名や個人名は全て架空)

<長文省略系>
「どぞ」→「どうぞよろしくお願いいたします。」
「いつもお」→「いつもお世話になっております。」
「すずえい」→「鈴木@第三営業部です。」(←社内用)
「すずえく」→「株式会社エクザンプル第三営業部 鈴木です。」
「さぽたん」→「○○サポートセンター ご担当者様」
「いかしん」→「以下のとおり申請させていただきますので、」
 ※「いかしん」+「どぞ」で定型文章ができあがる。

ふだん変換に使わない文字列で登録するのが大前提です。担当者の名前まで含めて登録する際には異動や改姓には要注意。「ご担当者様」などで済むのであれば汎用的にしておくのが安全でしょう。

<記号呼び出し>
「sk」→「■」(もともとは「しかく」)
「ks」→「□」(もともとは「しかく」)
「mm」→「●」(もともとは「まる」または「くろまる」)
「vv」→「○」(もともとは「まる」または「しろまる」)
「hh」→「←」(もともとは「やじるし」または「ひだり」)
「jj」→「↓」(もともとは「やじるし」または「した」)
「kk」→「↑」(もともとは「やじるし」または「うえ」)
「ll」→「→」(もともとは「やじるし」または「みぎ」)

特定の記号を一発決めうちで入力できるようにするだけで、書類作成の業務効率が意外と向上します。
「やじるし」を「→」で確定すると、次から他の方向の矢印を選ぶのに候補キーを何度か叩く必要があり面倒です。また本来「矢印」と入力したいところに「→」が表示される誤変換を防ぐこともできます。
もっとも、しばらくのうちは指と頭を慣らす必要がありますけどね。
(矢印の登録キーは「vi」を使っている人なら分かりやすいですよね?)

<日常情報データベース>
「さいひろ」→「齋藤紘毅」(漢字を間違えそうな同僚など)
「あどさい」→「h-saito@example.com」(メールアドレス)
「ないさい」→「3-5-2565」(内線番号)
「かいふぁ」→「03-XXXX-5678」(普段自分が使わない自社FAX番号)

文書中に誰かの名前やアドレスを入力するときに、毎回、確認をするのは時間がもったいないのでこういうものも登録します。また、すぐに内線をかけたい時に、アドレス帳から検索するよりも素早く対応できるので便利です。
ただ、ある程度頻出のものに絞って少なめに登録することがコツ。そうしないと、呼び出しキーワードを忘れてしまったり、重複登録で候補が多くなるなどで逆効果です。
当たり前ですが、パスワード等の登録はしないのが吉です!

<業務頻出データベース>
「めいかべし」→「科目別集計登録システム」(実施案件の名称を登録)
「かたかべし」→「SYS-556-IM9689365」(実施案件の管理IDを登録)
「あどかべし」→「123.45.67.89」(実施案件のサーバIPアドレスなど)

これも頻出のものに絞ったほうが無難です。名称や構成が変わるたびに単語登録の内容も更新する必要があるため、ほどほどにしないと手間がかかりすぎます。

割とポピュラーなTIPSですが、忘れた頃にやってみると効果満点です。

2009年1月11日日曜日

昨日よりすごい今日

毎日、歳をとっていることに無自覚なんだけど、実はとっているんだよね。
たとえば、1月に30歳になった人なら、3月で30.25歳で、6月で30.50歳。
誕生日から時間が過ぎるたびに、30.04歳、30.07歳、30.11歳・・・と。
毎日、小数点で増えていく年齢。

小数点での加齢以外に、昨日より今日は何かが変わっているだろうか?
何かできることが増えているだろうか?何か新しい発見があっただろうか?

「今日という日は、昨日死んだ人がどうしても生きたかった明日である。」

そんな今日に何をすべきなんだろう。そんな今日に何をできたんだろう。
何もしないで夕方を迎えられないし、何もしないで布団に潜り込めない。

何かを生み出すことは難しい。でも、何かを生み出すことは簡単なんだな。

すごく分かりやすい例でいえば、新しいアイデアや新しいビジネスとかさ。
これが本当に簡単だったら、新しいビジネスを始めることに苦労はないよ。
これから何かを始めようと思っている日記で、身も蓋もないんだけどさ。

でも、その一方で、いつも脳みそは何かを感じたり考えたりしている。
親子であっても兄弟であっても、考えていることは全く同じになれない。
洗脳的環境にあってすら、個人の性格は完全には消せないんじゃないか。

「こういうシーンではこう思う。」
「この場合はこうすべきじゃないか。」

という、その時々の価値観の集積として、人生観ができあがってくる。
アイデアというのは、価値観の集積を意識したときに生まれるのでは?

ブルーオーシャン戦略の例としてよくでてくるゲーム機「wii」とかも。

「そんな高性能じゃなくてもいいよな」→高性能競争に加わらずに。
「簡単な操作だったらいいな」→既存技術を使って体を動かす操作で。

こんな価値観のかけ算で「お手頃価格で」「家族で遊べる」商品ができた。
で、すごく開発にお金をかけた、他社競合製品よりも売れてるんだから。

ひとつひとつのアイデアは、別にものすごく革新的なアイデアじゃない。
たぶん一般アンケートをとれば、どちらかの意見は出てきそうな気がする。
でもすごいのは、任天堂の人たちがこの組み合わせを本気で考えたことだ。

脳内で常に発生している感情や思考の断片を、見逃さないようにしたい。

アイデアをいっぺんに作り出すことは難しいけど断片なら書いていける。
そして断片を読み返したときに、何かと何かが結びつくかもしれない。
そういう意味では、ブログにいろいろなことを記録することは有意義だ。
ブログ記事が増えていくことは、昨日より今日が変わった証ではないか。

このブログは現時点で誰にも知らせておらず、ひっそりと続けている。
念のためにアクセス記録を見てみても、自分で閲覧確認した記録だけ。
それでもブログを書いていくことは、新しい何かを作っていくことだ。

自分以外の読者がいないブログ。でも続けていける理由はここにある。

2009年1月10日土曜日

上とか下とか

昔から「自分磨き」という言葉が嫌いだったな。今でもそうかも。
「自分探し」とか「自分をよく見つめる」なんて言葉とかもね。
なんだか内側にこもって、なかなか次の一歩を踏み出さない感じ。
先に進めない言い訳とかそういうイメージが先に立っちゃう。

もうちょっというと「高い意識を持つ」とかそういうのもかな。
自分を高みに置いちゃって、それ以外の価値観を見下す印象で。
何かを「高い」にしちゃうと、相対的に「低い」になるわけで。
なんだかイヤラシイ響きを感じちゃうんだ。感覚的な話だけど。

価値観に高いも低いもないんだろうなあと思う。共存社会では。
価値観が入り混じる社会で、資本主義と社会主義がひしめきあう。
ルーチンワークだけで最低限の仕事があれば満足な人達もいる。
新たな付加価値を創出して大きなリターンを得たい人達もいる。

どっちも日本には必要なんだと思う。資本主義も共産主義も。
日本人特有の「玉虫色」とか「中庸」とかでうまくやってきた。
「Yes」「No」がうまくいえない日本人だからやれたんだろうな。

船頭になりたい人もいれば、漕ぎ手でいたい人もいるのが社会。
船頭だけでは船は動かないし、漕ぎ手だけでも前に進めない。
相互にどちらもどちらを必要とするのが現実社会なんだと思う。
大勢の漕ぎ手の上に船頭が一人というヒエラルキーはあるけど。

船頭を目指していくのもいいが、漕ぎ手のままの人も大事だ。
全員が船頭になったら破綻する。これを「合成の誤謬」という。
漕ぎ手のままでいいという人を、無理に船頭にしなくていいよ。
幸せとか目指したいものはそれぞれ人達の個性なんだからさ。

今の日本では、沈みそうな船が漕ぎ手を海に放り出している。
単なる船の動力として考えたら、漕ぎ手は交換が利くからね。
でもやりすぎて漕ぎ手が滅びてしまったら、船はいつか止まる。

それを義理や人情でやらなかったのが昔の日本企業なんだよな。

「それはかわいそうじゃないか。」「それは応援してやろう。」

というアナログな温かさが、昭和にはあったんだろうなと思う。
それが最近の昭和を背景にした映画のヒットの理由なのかなと。

そういう意味で家族的な会社組織がそろそろ復活するといい。
「家族があとひとつできる」くらいのノリで。

そこへ上手に成果主義のふりかけをかける程度でいいと思う。
開き直って資本共産主義で行っちゃえばいいんじゃないか。

2009年1月9日金曜日

自分の甘さに目が覚めた日

今日は反省の日。いや、ホント、甘えていたなと反省することしきり。
大きい事業案を考えてました。店舗が必要で費用もリスクも大きい話。
まず、資金集めどうするんだよ・・・という前提から崩壊しそうな話。

人が集まれば、一人でできないこともできるんじゃないのか・・・と。
志を共有できそうな友人と語り、一緒にやっていこうということにした。
数年間の付き合いだから。そして十分に信頼できる友人だから・・・と。
そして、語り合ったことを3日がかりで計画案としてまとめた。

「資料読んだけど、これじゃ正直、この話には乗れない。」とひとこと。

「乗る乗らないの話じゃなく、一緒に現実解を考えるのがスジだろう!」
と、内心沸騰しかけたが、自分の甘さに気づいて情けなくなった。激甘だ!
新事業を作っていく上で、当たり前のことが見えなくなっていたんだ!
過剰な期待は大きな失望に直結する。しかし、彼が悪いワケじゃない。
いわば、私が勝手に信頼すべき同志だと勘違いしてしまっていたんだ。

自分で何かを作ろうとするなら、最初から他人を頼ってはいけないんだ。
まずは自分から始めないといけないという当たり前のコトを忘れていた。
「志が同じだから」なんて「お友達クラブ」じゃやっていけないだろう。
ここまで書いた文章を読み返してみても、自分の不明に情けなくなる。

だが、できることも他にあるだろう。やりたいことは他にもたくさんある。
とにかく打てる手をたくさん打っていくことしかない。打ちまくるのだ!

こんなことくらいで夢を潰してたまるか!
今、一番やってはいけないことは、やりたいことを簡単に諦めることだ。

気を取り直して、今後の戦略は次のとおり。

・大規模案1本だけでなく、中規模案(別件)、小規模案(別件)を練る。
・大中小それぞれの案について、並行してできる部分を進めていく。
・大規模案についてはすでに力のある実業家にアイデアを提供する。
  →あえて独立性は捨ててアイデアを実現化することを優先させる。
    →実業家に「頼る」のではなく「アイデア」を提供する。
  →すでに店舗などインフラが整っている実業家に対して提案する。
  →逆にアイデア勝負であれば自分でインフラ整備する必要はない。
    →アイデアの所有権をとられてしまってもまた考えればいい。
      →継続的に有効なアイデアが出せる能力が価値だから。
・中小規模案については極力経費のかからない方向性で地道に進める。
  →基本的にローリスク・ローリターンでかまわない。

資本力がなければ、自分が資本家の道具となって働けばいいだけだ。
資本家に価値を提供できないのに、最初から投資に頼るのは乞食だ。
方向性がもし間違っていなければ、必ず資本力がついてくるはずだ。
方向性が間違っているのなら、独立したって長続きはしないだろう。
ここでいう資本力とは投資してもいいと思わせる信用力や実績とか。

方針転換しよう。7月までにプロジェクトを進めることには変わらない。
これは、長い期間、結果を出せなかった自分に対するケジメだから。
遠回りだが、まずは自分のアイデアが価値に結びつくのかやってみよう。
本当に社会のためになると信じられるなら他者が実現してもいいんだ。

まず無欲で事に当たること。おそらく私にとってこれが正道なのだろう。
とりあえず、まだ1月のうちに大事な今年の目標を追加しておきたい。

「大望を抱いて無欲に徹する。」

これだ!
・・・これこそ今年に守るべき規範としたい。

2009年1月8日木曜日

吐いてもスッキリしない

私はなるべく愚痴を言わないようにしている。たまには出るけどね。
恨み言、過去の失敗、自己否定にかける時間ってもったいないから。
逆にそういう話をされてしまったら、なるべく早く切り上げちゃう。
「愚痴を全部吐き出すと楽になる」なんてのはウソじゃないかな。

20代の時、私は愚痴モンスターだったから飲んでは愚痴を吐いた。
吐いたのは愚痴だけじゃなかったけど・・・あー!・・・失礼。

最初のうちは周囲もフォローしてくれるんだけど長くは続かない。
「愚痴を吐くこと」が目的になると、周囲の意見を聞かないもの。
「自分は○○で不幸だ」なんていう閉塞感が甘美になっちゃって。
たぶん「マイナスの自己陶酔」っていうとしっくりくるのかな。

酔っ払って誰も話を聞いてくれなくて、ひとりになっちゃうんだ。
すると今度は一人で酒を飲んで、気を失うまで愚痴を吐くんだ。
「バカヤロー!バカヤロー!」なんて言いながら愚痴吐いてさ。
今にして思うと、そういう配役をやりたかっただけだったかも。

目が覚めると、重い酒の空気とネガティブフレーズのリフレイン。

愚痴を吐きまくって、誰も幸せにはならなかったな。結論として。
ひょっとすると、私が粘着気質ということもあるんだろうけどさ。

「どうせ私は○○だから」っての、最も簡単な自己実現だと思う。
なんにも努力しないですぐなれちゃうんだから、そりゃすごいよ。
ある種の魔力を持っているような気がしてならない。愚痴って。
漢字だって「愚痴」=「愚か」+「痴呆」というくらいだからね。

愚痴をいうのって「復唱による自己暗示」なんじゃないのかなあ。
どうせ復唱するのなら、前を向いて歩いていけるフレーズがいい。

ちなみに「ま、ハケンだからね」というフレーズは何度か使った。
2008年の自分ランキングではかなり上位に来る言葉だったかな。
そしてこの言葉、周囲の人達にはかなり勘違いされた。

たとえば、
「生活基盤としてはかなり未来がないな。ま、ハケンだからね。」
「社会的な責任については中途半端だよ。ま、ハケンだからね。」
とか。

これ、自己否定や、卑下しているワケじゃなかったんだけど。
そして、ハケンの地位を高めようとかそういうコトも思わない。

職業とか地位とかってのは、着ている服みたいなもんだなあと。
そんな風に私は思っているから、「職業」=「自分」じゃない。
その時々にあった服を、長所と短所を把握して着ればいい。

たかが、社会システム上に作られた「ハケン」という概念だもん。
ハケンというのは短期的かつ振り替えの利く業務支援の一形態。
固定費にせず財務状況に応じ機動的に人材増減できることが利点。
ハケンというのは元々そういう性質を持った「服」なんだよな。
元々リスキーな服を着ている自覚がないと、それが悲劇になる。

ハケンという服がイヤなら、他の服に着替えるのだって自由だ。

2009年1月7日水曜日

5分間の満足

どんな時も前向きな気持ち・・・なんていられないんじゃないかな。
でも、気の持ちようによっては、自然な形で前向きになれると思うんだな。
私は下向きの気分になりそうな時に、次の選択肢を想像しています。

「あの熱い部屋で5分間も我慢しなくてはいけない。」
 ↓
「あの爽快なサウナで5分間だけ楽しんでこよう。」

やっていることは同じでも、気持ちの向きが変わるんじゃないかなあ。
そういう意味では、たとえば、

「ああ、お正月休みはもう終わりか。また働かないといけないのか。」
 ↓
「やっと退屈な休みも終わりだ。このご時勢に仕事があるって幸せだ。」

最初の本音が前者だったとしても、後者にスライドするとちょっと楽に。
世の中の幸せの大部分って実は「自己満足」でできていると思います。

最終的にはみんな死んじゃうんだよ。死ぬために生きているという矛盾。
どんな死に方をするにしても、幸せを実感しながら逝きたいなあ・・・。

幸せに死んでいくためには、どうすればいいんだろうと考えたりします。
もちろん自分から死にたいなんて夢にも思ったりはしないんだけどね。
どうすればいいの?・・・と考え続けて見えてくるのは「自己満足」。

なんだかんだあったけれど、大事な人達に囲まれて生きて幸せだった。
・・・とかね。たとえばだけど。

でも、我々の生きている世界では、実にいろんなことが起こるんだな。
なんだか、よく分からないうちに命を落としてしまうことだってある。
じゃあ、そういう時ってどうすればいいんだよ。どう備えるんだよ?

それは、普段から「自己満足」に浸りながら生活すればいいと思う。
そうすれば、人生最後の瞬間まで幸せでいられる確率が上がるから。

大体の人は5分後も生きていると思う。ひょっとすると5時間後も。
でも、もしかするとその5分が人生最後の残り時間なのかも知れない。

だから、たかが5分間でも、天国と地獄の選択は大切じゃないかな。
これまた、たかが「心の持ちよう」という話なんだけれどもさあ。
できれば、いつも上機嫌でいた方がいいよ。きっと。

ところで「自己満足=現状維持」ではないコトには注意したいな。
そんなトコロで慎み深くなる必要はないよ。たぶん。

2009年1月6日火曜日

お金について

私は正直なところ「ほぼ全てのモノはお金で買える」が真実だと思います。
世の中にある大事なものの90%程度はお金で買えるモノだと思っています。
だから私は、ぶっちゃけお金が大好きです。お金をどんどん稼ぎたい。

ただし、お金で買えない残りの10%が「真実の宝物」だとも思っています。
友情とか、信頼とか、愛情とか、健康とか、健康とか、命とか・・・ね。
これらは単純にお金だけでは手に入れられない貴重なコトだと思います。

が、貧しいばかりに、お金の貸し借りなどで信頼を失うこともあります。
貧しいばかりに、愛する家族にひもじい思いをさせるかもしれません。
貧しいばかりに、十分な健康診断ができずに健康を失うかも知れません。
貧しいばかりに、十分な医療で助かる命を救えないかも知れません。
お金を上手に使えば、冷たく冷え切った心に笑顔を作ることもできます。

お金は、お金で買えない領域にある大事なコトを守るためにあります。
だから「最終的に大切なモノがお金」という考え方だと受け入れがたい。
お金は目的ではなく、その先に大切な幸せを構築するための道具だから。

まー、お金がうなるほどあっても、残り10%をつかむのはなかなか大変だ。
お金持ち自慢の某国総理大臣なんて、いまだに国民の心をつかめない。
そう考えると、お金で買えないものってもうちょっとあるのかもなあ。
そもそも、お金があったって「永遠の命」なんて手に入らないわけだし。

なんだか清いのか汚いのか、自分でもわかんなくなったところで終わる。

2009年1月5日月曜日

ホントかよ?マインドマップ!

マインドマップに関する情報本を見ていて思うんですよ。

「従来の箇条書きは直線思考。マインドマップは全脳思考。」

なるほど、要するに今までの箇条書きに頼る姿勢を改めろと。

「マインドマップは丁寧に書きましょう。走り書きはダメです。」

なるほど、なるほど。確かに丁寧にきれいに描いた方がいいよねえ。
マインドマップ例を見てみると丁寧にイラストや文字が描かれている。
ここまで丁寧に描くからマインドマップとして役に立つんだよね。

・・・と、納得したふりをして、次々と例を見ていくと。
「マインドマップを使った議事録の例」
とある。

作成例では、すごく丁寧に描かれたセントラルテーマ(中心の絵)が美しい。
が、議事録マインドマップのイラストが丁寧すぎるのってなんか変だ。

会議の途中で「ちょっと絵を描きますから待っててください」とか?
会議の途中で「ブランチ(枝)を塗ってますので待ってください」とか?

みんなを待たせて丁寧にイラストを描いていたら、普通怒られないか?
それとも高速かつ丁寧にマインドマップを描けることが必須技能なのか?
超多忙な人が会議に出席していたら、怒り狂い始めると思うんだが。

ひょっとすると、議事録マインドマップにするまでは普通の議事メモ?
要点を箇条書にして、さらさらっとメモっておくとか?
・・・でも、それって従来の「直線思考」ってことになるんだよね?

マインドマップで議事録を描くってのは確かに新しい感じがする。
たぶん作っていて楽しいし、いろいろと発想が湧いてくるだろう。
確かにそうなんだろうけど、本人にしか解読できないような気もする。
たぶん会議に出席していないと、解釈を誤解する可能性も大アリだ。
つか、自分の発想を議事録に書いたら、もはやそれは議事録じゃない。

「マインドマップで作成した契約書」の例もあるが、正直どうなんだ。
マインドマップって、解釈やイメージの幅を広げるのが目的だと思う。
マインドマップな契約書で拡大解釈とかできちゃうのはマズイだろう。

「この『高枝切りバサミ』は、目の前の大根を切るのにも重宝です。」
「この電動ノコギリの切れ味は抜群!フグの刺身だってこのとおり!」
・・・みたいなノリだと思う。いくらなんでもそりゃウソだろうと。
ちょっと悪ノリが過ぎちゃってるというか、お祭り状態というか。

イラストを描きながら議事録を取ると、たいてい大事な部分を聞き逃す。
いや、イラストでなくブランチを描いているだけですらそんな感じだ。
私は実際にチャレンジしてみたんだ。業務に支障のない範囲でだけど。

挙句の果てに「このマインドマップ、意味分かんない」と言われる始末。
まぁ、私自身が習熟していないところにも大きな理由はあるんだろうが。

また、特性上シーケンシャルに見られないから、読み逃しもありそうだ。
「え、それ、4時方向に伸びたブランチの先っちょの方に書きましたよ!」
と反論なんかしたら、とんでもなく怒られそうな気がするのは私だけか?

効果的にマインドマップを使えないかと、いろいろ試みてはいるんです。
決してマインドマップに否定的じゃあない。むしろ期待するくらいだ。
なんだけど、道具には使いどころがあるんじゃないかと思うんだよなあ。

そういう気分を味わいつつも、まだマインドマップの練習しています。

「心から信じきった時に、あなたの脳は新しい可能性を得られます。」

と言われても、スンナリと信じずに、地道に検証しようと思います。
だって、そういう論調ってペテンの匂いがプンプンするんですもの。

「あなたの信じる力がない限り、この技術は習得できないでしょう。」
なんて言い出す本がもし出てきたら、検証は中断してもいいと思う。

そうなってくるともはや技術じゃなくて、へんな宗教に等しいから。
「残された98%の脳を使う」なんて手法、昔からありますからね。
あえてマユツバなキャッチコピーはスルーしていく所存です。

あくまでも実践的技術という側面を、検証していきたいと思います。

2009年1月4日日曜日

ハケン切りについて

明日から多くの人が仕事初めだと思います。
正直、楽しみにしています。時給ハケンは勤務日数が勝負ですから。

・・・うーん、かなりぶっちゃけましたが、半分本音で半分は違います。
実は、私がハケンという立場をしている理由は他の部分にもあります。

(1) 大企業の組織運営とマニュアル構造を実地で学習したかった。
(2) 全ての仕事に普遍的に存在する仕事ノウハウを研究したかった。

=====(1)=====
大企業・・・ハケンでしかいけないような会社ってあるんですよね。
まぁ、頑張れば中途入社できるケースもあるかもしれませんが。

ただ「体験」という意味で大企業に触れるメリットはハケンならでは。
そこでの組織運営、社員教育とその結果などには興味がありましたし。
他にも企業文化、福利厚生、個人情報保護周辺の対応や整備も含めて。

=====(2)=====
あと、語弊がありそうですが余裕のある環境で仕事研究をしたかった。
中小よりもなんだかんだ余裕があるのが大企業なんだなと思います。

そして仕事を自分で作って任せるより、任される方がずーっと楽です。
任される状態で、いかに効率性を追求するかなんて余裕あってこそ。
「サラリーマンは楽な稼業」って言葉の意味をつくづく感じます。
↑ま、私の場合はサラリーマンじゃなく、ハケンなんですけど。
=====

ところで、ハケンについて。
ハケンって、任された仕事をこなすだけではもったいないと思います。
特定業務という視点でなく、普遍的で汎用的な視点が必要でないかと。
その職場でしか役に立たない業務で熟練しても意味がないと思います。
特定の業務を熟練するのでなく、効率運用のノウハウを身につける。

具体的には合理的なマニュアルを作ることに意味があると思っています。
マニュアルを読まされる側でなく、常に作る側にいた方がいいのではと。

これを作っておけば資産になるし、引き継ぎ作業が辛くないですよね。
資産というのは先方の会社にとっても、自分のためにという意味でも。
よいマニュアル作りは、業務の本質を知ることに通じると思います。

偉そうなコトを書きながら、実は私もいっぱいいっぱいですけどね。

ただ、個人的に、マニュアルを読むだけの職場は危険だと思います。
すでにマニュアルができていて、その通りにするしかない業務とか。
雇用する立場で考えると、マニュアルを書ける人材がほしいからです。
マニュアル通りにできるだけの人材は、逆にいくらでもいそうです。

かくいう私もハケンですけどね。その重要な部分は忘れてないですよ。
3ヶ月更新なんですが、いつも更新のたびに心の準備をしています。
そこに安心感は一切ないです。元々そういう勤務形態なんですから。
常に契約が切れたら次のアクションをどうするか考えてきました。

私はハケンになってから、多くの引き継ぎマニュアルを作っています。
いつ切られてもいい覚悟で、後任が同じ品質で継続できるように。
あとマニュアルは、物忘れの激しい自分のためにもなるという(苦笑)。
↑実は、このためにやっているマニュアル作成も多いような・・・?

なので、ハケン切りで異議申し立てをすることには抵抗があります。
フラれ男がフッた女に「なんでフったんだ」と詰め寄っている感じ。
しかも最初から「キープ君覚悟」でつきあっていて、振られた感じ。

文句を言うより、フラれた会社を見返すつもりで次にチャレンジ!
・・・という方向性があるべき姿であるような気がしています。

JR東日本の本社ビル前で、旧国鉄マンの抗議演説をたまに見ます。
そんな時間があったらちゃんとその分働けばいいのにと思います。
その時間を自分のスキルアップにあてた方が前向きじゃないかと。
エネルギーを使う方向が間違ってるんじゃないだろうかと。
そんなだから、国鉄は国民から見離されてJRになったんだろうと。

いらないと言われた瞬間、その会社にとっては不要な人材なんです。
そして、切られる立場である自覚を忘れていちゃいけないんです。
ハケンで貯蓄が増えないなら、その環境に長くいちゃいけない。
そのへんで個人の危機管理能力が問われているようにも思います。

私?

ええ、すごくマズイと思ってます。貯蓄はたまっていてもマズイ。
偉そうにいろいろ書いていても、そりゃいきなり切られたらキツイ。
数ヶ月は生存できるようにいろいろ準備はしてきたけれどもツライ。

でも、昇給も望めないまま40代50代まで続けられないと思います。
ハケンはメリットもたくさんある。でも長期で考えると未来がない。

だから少しでも早くなんとかしないといけないと思っているんです。

もちろん生き方は人それぞれ。正解も人の生き方の数だけあります。
私がそう思うだけで、絶対的な正解でないことは100以上も承知です。

だけど、同じハケンの世界に身を置く仲間たちに言いたいんです。
ちゃんと自分で考えていかなくちゃマズイんじゃないのかって。
文句を言っているだけじゃ、状況も環境も何一つ変わらないぞと。
仮にハケンが助かっても、今度はその負債で会社や日本が沈むぞと。
そして日本の成長に死ぬ気で貢献した高齢者が切り捨てられるぞと。

資本主義国の仮面をつけて成功した共産主義国と揶揄される日本。
ギリギリのところでその未来が問われている時期かも知れません。

個人個人がもっと真剣に考える時代が到来したのかなと思います。
明治維新の時代を熱烈に生き抜いた志士のように。

=====2009/1/11補足
>文句を言っているだけじゃ、状況も環境も何一つ変わらないぞと。
私は拳を振り上げる「抗議運動」なるものが好きではありません。
が、しかし、それもまた社会を動かす力には違いありません。
好き嫌いというのは、個性に与えられた社会的役割なんでしょうね。

2009年1月3日土曜日

決意表明。

あっという間に正月3日です。明日で正月休みは最後になりますね。
7月まであと6ヶ月-3日。正確な期限は2009/06/30 23:59:59。

2年前、自分の夢を実現するためにとりあえずハケンを始めたはずでした。

なんだかんだ、ハケンのままで過ごしてしまった自分にケリをつけます。
夢を語りながら、口先だけとなってしまっていた自分自身と決別する所存。

・・・あと半年。

もし何事も進捗を見ないまま、この半年を超えてしまったら就職します。

もちろん、それまで生活を維持するためにハケンも続けることになります。
もっとも今のご時世、それまでにハケン切りに遭う可能性もありますが。

人生は長いようで実はそう長くない。時間は等しく流れるようでちがう。
自分自身が、ただの夢想家なのか、それとも本気で夢を追っていけるのか。
自分の気持ちが本気なのか、見極めるための期間にしたいと思います。

目標概要:
・自分の知恵とアイデアを活かして陽の当たらない層に幸せを作り出す。
 →社会的閉塞感を打破するために局所的幸福から始めて拡大させる。
・いわゆるITをWebではなく、異業種特定分野に投入して幸せを作る。
 →「合理化・効率化」だけではなくITが「幸せ」を形成する要素とする。
・異業種の職能者がコラボレートすることによる付加価値を創出する。
 →異業種パーティ(交流会)ではなく異業種パーティ(チーム)であたる。

さて、動かないといけませんね。

2009年1月2日金曜日

行き着く先

本やらウェブやらいろいろ読んでいると、行き着くキーワードがあります。

・ヴィジョンマップ(夢の宝地図)
・マインドマップ
・フォトリーディング

とりあえず、コトの是非はさておき「脳」の使い方が鍵のようです。
特にロジックではなくイメージにフォーカスを当てたことが特徴。
基本的には「イメージを与えれば脳が勝手にやってくれる」発想です。

多少、諸刃の剣のような気もしますが、なんにしても甘美な響きです。
私はこういうメソッドを読むと、実験しないでいられない性格です。
いくつか試してみました。

◆ヴィジョンマップ

これは複数の雑誌などから、自分の願望や感性に近い写真を切り抜きます。
そして、それらをA3くらいの紙にペタペタ貼っていきマップを作ります。
写真だけでなく気になるコピー(センテンス)も切り抜いて貼っていきます。
そして、そのマップを日常でよく目につくところに貼っておくだけです。

ただ、実際にやってみると予想外におもしろいのでなんとも不思議です。
多少の恥ずかしさはありますが、これはみんなでやったほうがいいです。
ちなみにいくつかのイメージは実際に叶ったので、効果ありでしょうか。
たぶん、心の準備体操ができるんじゃないかと思うんです。

実際にその場面(チャンス)になった時に、迷わず前に出て行けるように。
スポーツでのイメージトレーニングはいまや常識ですが、それと同じです。

◆マインドマップ

A3の紙の中心にテーマとなるイラストを描きます。文字だけじゃだめ。
できるだけカラフルに、見かけ上も楽しくなるように丁寧に描きます。
そこから太い枝を伸ばして、その枝の上に連想された文字を書きます。
さらにそこから連想される枝を分岐しながら描いていきます。

今、実際に試しているんですが、今ひとつ効果が出ていない感じです。
マインドマップにはいろんな意味での理解が必要だろうと思いますね。
仕事の現場では、素早く結論を出すことが求められるワケなんですよ。
しかし、マインドマップは「急ぐ」ということを捨てなければならない。

正直、マインドマップで「遊ぶ」つもりでないと意味がなさそうです。
でも、確かに「楽しむ」ことは不思議と能率があがるような気がします。
マインドマップ実践のコツは、「心の余裕を持つ」ことかも知れません。

まぁ、続けてみます。

◆フォトリーディング

これも実は挑戦しています。現状ではさほどの効果は現れていません。
やってみて思うのは、正直なところ効果測定が難しいです。
なぜかというと「潜在意識」に情報を刷り込むという手法だからです。

ただ、以前よりも広い範囲で文章の「面」を捉えられる気はします。
(↑「捉える」というのは本来のフォトリーディングではありませんが)

一字一句を味わいながら読む読書スタイルの私は、ちょっと苦労しそう。
本を読むこと自体が楽しみだと、なんだかもったいない気分になります。
相反するリーディングスタイルを確立するには時間がかかりそうです。

==========
これらの技術は確かに目新しく、実践するに値するものだと思います。

しかしながら、それ以上にこれらのビジネス的なうまさに脱帽です。
最初の内は口コミレベルだったものが、今では書店に本が並んでいます。
またそれらのコラボレーションによるシナジー効果も押さえていて、
フォトリーディングとマインドマップは相互に関連性があります。
どちらも売れるワケです。

踊る阿呆に観る阿呆。古今東西、賢い人は踊らせる立場にある人です。
株の分析屋のほとんどは株では儲けずに、株で儲けたい人で儲けます。
公認会計士の専門学校にいる講師が公認会計士じゃないこともザラです。

そのあたりのカラクリを横目で見ながらも、検証を継続したいと思います。

2009年1月1日木曜日

ハケンの日々

2年前、自分たちで独立して仕事をしていたころの話です。
新しい形の人材活用プロジェクトを進めようと思ってました。
しかし、実際にテストケースがないと前にはなかなか進めない。
進まないプロセスが私にとってはすごく歯がゆかったんですね。

そこで、当時、私が回していた業務にテスト的に投入しました。
今にして思えば、果敢かつ無謀なチャレンジをしたものでした。
無謀というのは結果論で、十分な安全策を張ったつもりでした。

見事に失敗でした。失敗です。人生を変えちゃうくらいの大失敗。

そして、私は「派遣労働者」になりました。もうすぐ2年ですか。
正直、こんなに長くハケンを続けるとは思っていませんでした。
決してハケンという働き方が悪いという意味じゃありません。

最近は状況も変わってきましたが、居心地は悪くないんですね。
これは、ハケンになってみて初めて気づいた事実だったんです。
収入にしてもそこそこの生活を淡々と続けるには悪くない金額。
さらに時間的余裕もあるので、勉強に使える時間も多いんです。

居心地の良さに気づいてみれば、もうすぐ2年になっていました。
私にとってのハケンとは、生活していくためのツナギでした。

ある日、行きつけの飲み屋で常連の知人がニュースを見て一言。
「ハケンって一時雇用でしょ?雇用保障で騒ぐのはおかしいよね?」
たしかに、ハケンというのは一時的に雇用されている立場なんです。
「納得」してハケンをやっていて、雇用保障の主張は筋が通らない。
彼の言い分は正しい。でも私はうなずくことができないワケですよ。
今の私はハケンなのだから。

私はどちらの側の気持ちも分かります。
その上で、私はハケンを卒業するための準備を進めていくつもりです。

上を向いて

あけましておめでとうございます。
・・・と、いっても、誰にも知らせずにひっそりと開設したブログです。
これから自分が感じたことの軌跡を残していきたいと思います。

義務感になっちゃつまらないので、気分のままに書き散らすつもりです。
ですます調とかそういう細かいことも気にしない感じで。

たくさん書く日もあれば、ぜんぜん書かない時期もあってもいいのかなと。
最初からマイペースでやりますとも。