仕事術花盛りの昨今、「GTD(Getting Things Done)」もよく聞きます。
これは仕事を5段階のシンプルな分岐ルールで分類するという手法。
仕事が山盛りで、何から着手すべきか分からない人に有益と思います。
工程は「収集→処理→整理→評価→実行」の5つだけ。
前準備:
・フォルダまたはコルクボードなどに次のエリアを作る。
-「収集」
-「次のアクション」
-「プロジェクト」
-「連絡待ち」
-「いつかやる」
-「カレンダー」
-「ゴミ箱」
収集:
・思いつく仕事をとにかくリストアップする。
・道具は何をつかってもいい。(PCアプリでも付箋紙でもなんでもOK)
→個人的にはフリーソフトの「freemind」を使うといいと思います。
・これらを「収集」フォルダにいれておく。
→付箋紙なら「収集」のエリアにぺたぺた貼っておく)
処理(分類):
・仕事をするというフェーズではなく分類するフェーズ。
<振り分け分岐>
・今すべき?
→今すべき
・2分でできる?
→2分でできます:今すぐその仕事をする。完了後「ゴミ箱」へ。
→2分じゃできません
・複雑?
→複雑です:「プロジェクト」フォルダへ。
→複雑じゃないです
・人に任せられる?
→任せられます:人に任せて「連絡待ち」フォルダへ。
・猶予はある?
→あります:日程を決めて「カレンダー」フォルダへ。
→わりとないです:「次のアクション」フォルダへ。
→そのうちすべき
・いつかしたい:「いつかやる」フォルダへ。
・いつか役立ちそう:「資料」フォルダへ。
・やっぱりいらない:「ゴミ箱」フォルダへ。
整理:
・振り分け済みフォルダの中を整理していきます。
・「次のアクション」に入った仕事を細分化したりします。(単純化)
例) 打ち合わせをする → 関係者日程確認 → 資料作成・・・など。
・「連絡待ち」に入った案件で進捗状況を確認したりします。
評価:
・週に1度くらいの頻度で分類された仕事の必要性を検討する。
→不要なら「ゴミ箱」フォルダに捨てていく。
実行:
・整理された仕事を実行していくフェーズ。
・基本的に「次のアクション」フォルダの上から機械的に実行する。
→順番は難易度で選ばず、「機械的」に上から順に実行。
→仕事の難易度で選ぶと、最後に高難易度ばかりが残る羽目に。
これら5段階の工程で、苦労しないでタスクリストを作って実行します。
これまた実際にやってみたんですが、仕事量が多い時にいいですね。
どれから手を付けていいか分からない状況って、実に大変です。
そんな時、GTDは優しい上司になってくれます。
・まずは落ち着いてみようよ
→どんな仕事があるのか全部教えてくれる?(収集)
・じゃあ質問するよ
→この仕事って時間かかりそう?人に振れない?(処理)
・とりあえずこの仕事を考えよう
→まず、この仕事は何から始められそうですかね?(整理)
・ところでこの仕事必要?
→必要性が薄ければやらなくてもいいんじゃない?(評価)
・じゃあ後は大丈夫だね
→だいぶシンプルになったし、まずはじめてみようか?(実行)
個人事業主とか上司がいない立場の人にもうれしい仕組みかも。
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