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2009年1月14日水曜日

仕事を楽しくGTD

仕事術花盛りの昨今、「GTD(Getting Things Done)」もよく聞きます。
これは仕事を5段階のシンプルな分岐ルールで分類するという手法。
仕事が山盛りで、何から着手すべきか分からない人に有益と思います。

工程は「収集→処理→整理→評価→実行」の5つだけ。

前準備:
・フォルダまたはコルクボードなどに次のエリアを作る。
 -「収集」
 -「次のアクション」
 -「プロジェクト」
 -「連絡待ち」
 -「いつかやる」
 -「カレンダー」
 -「ゴミ箱」

収集:
・思いつく仕事をとにかくリストアップする。
・道具は何をつかってもいい。(PCアプリでも付箋紙でもなんでもOK)
 →個人的にはフリーソフトの「freemind」を使うといいと思います。
・これらを「収集」フォルダにいれておく。
 →付箋紙なら「収集」のエリアにぺたぺた貼っておく)

処理(分類):
・仕事をするというフェーズではなく分類するフェーズ。
<振り分け分岐>
 ・今すべき?
  →今すべき
   ・2分でできる?
    →2分でできます:今すぐその仕事をする。完了後「ゴミ箱」へ。
    →2分じゃできません
     ・複雑?
      →複雑です:「プロジェクト」フォルダへ。
      →複雑じゃないです
       ・人に任せられる?
        →任せられます:人に任せて「連絡待ち」フォルダへ。
       ・猶予はある?
        →あります:日程を決めて「カレンダー」フォルダへ。
        →わりとないです:「次のアクション」フォルダへ。
  →そのうちすべき
   ・いつかしたい:「いつかやる」フォルダへ。
   ・いつか役立ちそう:「資料」フォルダへ。
   ・やっぱりいらない:「ゴミ箱」フォルダへ。

整理:
・振り分け済みフォルダの中を整理していきます。
・「次のアクション」に入った仕事を細分化したりします。(単純化)
 例) 打ち合わせをする → 関係者日程確認 → 資料作成・・・など。
・「連絡待ち」に入った案件で進捗状況を確認したりします。

評価:
・週に1度くらいの頻度で分類された仕事の必要性を検討する。
 →不要なら「ゴミ箱」フォルダに捨てていく。

実行:
・整理された仕事を実行していくフェーズ。
・基本的に「次のアクション」フォルダの上から機械的に実行する。
 →順番は難易度で選ばず、「機械的」に上から順に実行。
  →仕事の難易度で選ぶと、最後に高難易度ばかりが残る羽目に。

これら5段階の工程で、苦労しないでタスクリストを作って実行します。
これまた実際にやってみたんですが、仕事量が多い時にいいですね。
どれから手を付けていいか分からない状況って、実に大変です。

そんな時、GTDは優しい上司になってくれます。

 ・まずは落ち着いてみようよ
  →どんな仕事があるのか全部教えてくれる?(収集)
 ・じゃあ質問するよ
  →この仕事って時間かかりそう?人に振れない?(処理)
 ・とりあえずこの仕事を考えよう
  →まず、この仕事は何から始められそうですかね?(整理)
 ・ところでこの仕事必要?
  →必要性が薄ければやらなくてもいいんじゃない?(評価)
 ・じゃあ後は大丈夫だね
  →だいぶシンプルになったし、まずはじめてみようか?(実行)

個人事業主とか上司がいない立場の人にもうれしい仕組みかも。

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