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2010年4月16日金曜日

動いて見えたこと

今さらの内容ではあるのだけど、2010年2月23日、個人事業主として開業届を提出した。あっけないほど簡単に受理された。どうやったら受理してもらえるのか・・・なんていろいろ考えたものだったけれど、とりあえずとんでもない内容でない限り受理されるものらしい。

「ハケンをやめて、やりたいことを始めるんだ!」と決心してから、実際に辞めるまでには勇気も必要だったし、それなりに時間もかかった。まぁ、そうはいってもこのブログを始めたのが2009年の1月。そういう意味では「有言不実行」にならずによかったなあ・・・と思う。

個人的にはいろいろと怖い思いをしながらも独立したわけで、本当にやっていけるのかどうかも分からなかった。実際のところ今でもどうだか分からない部分はある。ただ、自分の気のせいかもしれないが「絵に描いた餅」をリアルに語れるようになってきたなあと思う。

ひとつには、リスクをとって「やってみないと分からないこと」って、けっこうあるということなのだろう。実際にやったことのない話には「体験」がない。だから、それに対して語ろうとしても、どこかがウソになってしまう。

でも、今は違う。実際に行動してみて、その経験からいろんなことを語ることができる。今の経験を基にして「実際にやってみると○○という感じだ。だから、その延長上として○○になるんじゃないだろうか?」と考えることができる。

自分自身が体験している「リアル」の上に積み重ねた「イメージ」には重みが宿るのかもしれない。その重みのおかげで自信を持ってイメージを語ることができる。自信があるからこそ堂々としていられる。

2009の1月にハケン生活にピリオドを打つ決心をして16ヶ月。意外に時間がかかった印象はある。でも、そのときに比べて未来がだいぶ開けてきたような気がする。夢に協力してくれる人にもたくさん出会えた。

我ながら冒険的な生き方を選んでしまったものだと思う。ハケンの頃は、ハケン契約が継続する限りは出社すれば確実に収入が保証されていた。別に仕事を探さなくても、どこからか勝手に仕事が降ってくる職場だったので、あらゆる意味で楽だったといえたと思う。

でも、かなり早い時期にそれは飽きた。魅力も大して感じなかった。もちろんそこそこ安定した収入というのは嬉しかったのだけど、ハケンという時点で「まやかしの安定」ということも分かっていたし、何よりも生きている実感がなかった。

餌のように仕事を与えられ、餌のように給料をもらう。でもその餌がなぜ貰えるのか理由が分かりづらい生活は嬉しくなかった。もちろんそうは言っても生活はしなくてはならないので、それはそれで感謝しているけれど。

今は収入はともかくとしても(かなり状況は改善されてきた!)、自分がやりたいこと、目指すこと、頭に思い描いた夢を追いかける日々は充実している。何よりも生きている実感を感じられる点で大きな幸せだ。

生きていてよかった!
そんなふうに思える日々を送れることに感謝!