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2009年1月16日金曜日

効率的読書との攻防

フォトリーディング。しばらく放置気味でしたが、練習を再開してみました。
自分なりに、フォトリーディングをコンピュータの動作としてたとえてみる。

1. 準備(目的を明らかにする)
  →抽出条件の入力(初期設定:「概要について」)

2. プレビュー
  →インデックス情報の作成
  →キーワードの重み付け

3. フォトリーディング
  →キーワード抽出処理
  →CPUを介さないHDDダイレクト書き込み

4. スーパーリーディング等
  →重み付けされたキーワードに基づく補完読み取り

5. アクティベーション
  →取得情報の最適化(読み取り24時間後に実行)

要するにこれは、検索エンジンを人力でやっているようなイメージか。
圧倒的な量を持つ情報に対して、真正面から挑むと計算コストが高すぎる。
そこで最適化アルゴリズムを使って、良質情報のみを取得してやろうと。

関連教材によると「書物の中で要点比率は4~11%程度である。」とか。
100ページある本だったら、実際に読むべきところは4~11ページだけ。

この理論については出典がよく分からないので、後で調べてみようと思う。
このへんの話は、正直、ホントかよ・・・と思わなくもないんだよね。
法律家を目指す人が六法全書の数%を読むだけでいいのか?・・・とか。

ただ先ほど、人力「検索エンジン」と書いたけど、これがカギなのかも。

インターネット上には、それこそ無限に近い情報で溢れかえっている。
日本語のものだけに限ったとしても、その全てを読むことは不可能だ。
そこでGoogle検索などで、キーワードを入力して検索するわけだ。
ただ、検索キーワード「A」と「B」では、その検索結果が変わるはずだ。
インターネット上の情報総量が、変わったわけでもないにも関わらず。

これと同じことが、フォトリーディングに言えるんじゃないだろうか?
フォトリーディングでは、準備過程として「読書の目的」を設定する。
そのスコープにおいていえば「要点が全体の数%」になり得ると思う。
そして別の目的を設定すると、他の部分が「要点が全体の数%」になる。

たとえば7色のカラーについての本がある。そして赤を知りたいとする。
もし各色が均等に書かれているなら、「7分の6」は読まなくてもいい。
確かにそういう理屈であれば、素早く読めることも納得できる。

そもそもフォトリーディングって、何度でも行っていくものらしい。
目的が変わった時点で、もう一度フォトリーディングを行うんだそうだ。
要するに検索内容を変えたら、もう一度検索実行してねということか。

たぶん、この技術は「本=人間」だと思うコトがコツなんんだと思う。
人間から知っていることに全てを知ろうとすると、全部は話しきれない。
でも、こちらから質問をするとその範囲については教えやすくなる。
逆に聞かないことは教えてくれなかったり、教えようがなかったりする。
だから質問が変わったら、もう一度「本」に聞かないといけないと。

でも、この読み方・・・推理小説なんかでは絶対に使いたくないなあ。
「目的:ストーリーの概要」とか「目的:真犯人」とか・・・って。
特に真犯人を知りたければ、本を後ろから読んじゃった方が早いぞ!

そういえば、私は討論番組とか映画番組とかをよく録画するんですよ。
討論番組なんかは1.5倍速で聞き流したりすると、わりとオトクです。
だけど、映画を1.5倍速で観ると、なんだか損したような気になる。
映画を観ているのか、それとも概要を知る作業なのか分からなくなる。
4日間の旅行の予定が、効率よく観光地を回って2日で帰ってきた感じ。

ちょうどこんな感覚の読書方法が「フォトリーディング」ですかね。

そういう意味では必ずしも「万能」な読み方ではないと思います。
まあ、いろいろ思うところはあるものの、まだまだ練習は続けます!

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