+1

2009年2月26日木曜日

時短に挑戦

技術習得や調査というのは意外と時間がかかるという話。ま、そりゃ、どんな知識でも簡単に自分のものにできていれば、何の苦労もないのだけれど。これらの行動のメカニズムを詳細に分析して、少しでも時間を有効利用できないかなということを考えています。調べ物には時間がかかる。こればっかりはがんばっても仕方がない・・・なんて、あきらめずに。

==========
技術習得:(私の場合)
(1) その技術によってどのような恩恵が得られるのかを確認する。
  →想像している恩恵が得られなければ習得は不要。
(2) その技術に関するライセンス条件や独占有無の確認をする。
  →一社独占のライセンス形態であれば他の技術を探す。
  →それを利用した制作物の配布や販売に関する制限も確認。
(3) その技術にはどのような環境準備が必要なのかを確認する。
  →高額なハードウェアやソフトウェアが必要ならやめる。
(4) その技術がどのような評価を受けているのかを確認する。
  →致命的なバグはないか?将来的にシェアは伸びそうか?
(5) その技術の動作を確認できる簡単なサンプルを探す。
  →保有環境における正常動作を確認する。(前提環境の確認)
  →既知技術の拡張としての知識吸収。
(6) その技術のサンプルに変化を加えて自分の理解度を確認する。
  →異常動作が発生したら、どこが悪かったのかを検証する。
(7) 概念そのものの理解が難しい時は自分用の解説書を作成する。
  →イヤでも分からない箇所が明確になってくるので便利。
(8) さらにその技術を利用して実現したいことの基礎技術を探す。
  →(5)に戻る。
==========

技術習得の場合は、先に進めば進むほど知識の加速度がついてくる。・・・というのが私が経験的に感じている印象かな。技術体系の選定が終わってしまうと、後は、瑣末な調べモノ。身につけた知識を踏み台にして、次々リンクさせていくだけ。

なので、最初のステップがやたら重かったりするけれども、ある一線を越えると急に楽になるところがあったりします。そこにはどうしても慣れという部分が必要だったりもするんですが。最近はめったにしなくなりましたが、ものすごく難しい場合は(7)を実施して、自分の分かるポイントと分からないポイントを明確にしたりしていました。

最近ではインターネット上に、いろんな方々が情報を出してくれているので、トラブルシューティング調査がラクになったもんです。10数年くらい前のトラブルシューティングというと、英語サイトを読み漁って意味をつかむとか、fjを読むくらいしか解決方法がなかったんですよね。

検索エンジンも今ほど精度が高くなかったので、情報収集にはだいぶ苦労したものです。当時は「yahoo」は使わずに「千里眼サーチ」ばっかり使ってましたね。今では名を知る人も少なくなりましたが。

ところで書いていて当たり前のことに気がついたんですが、(1)~(8)までの全てが、それぞれ「調査」になっているんですね。「調査」→「検討・実習」→「理解」というサイクルの初めに必ずくるものだったりします。サブルーチンとしての「調査」という感じ。

そこで次は「調査」のメカニズムを分解してみます。

==========
調査:(私の場合)
(1) 調査したいキーワードを複数考える。
(2) 根幹に近いキーワードから遠いキーワードまでを並び替える。
(3) インターネットの検索エンジンに入力して検索する。
(4) 特に気にしているキーワードをブラウザ上で検索する。
(5) 文脈の外ではなく、文脈の中心そうな内容の検索結果を選ぶ。
(6) 書いている人のプロフィールや文脈からレベルを類推する。
  →一般消費者が目標の意見調査であれば素人であるほどよい。
  →専門知識としての参考をしたい場合は玄人であるほどよい。
(7) 検索画面の他のコメントを探す。
  →(5)に戻る
  →(6)で専門知識を求めている場合、特に複数意見を集める。
  →さらにそれぞれの情報の出典や資料の正当性を確認する。
==========

どうやらこの工程が早くなると、技術習得まで含めて加速しそうな予感がします。「調査」に関するメカニズムでいうと、操作以外のところの高速化が必要です。つまり(3)と(4)以外の全てのスペックを高める必要があります。(3)と(4)については、PC関連への投資を行えばある程度は解消しそうです。日本語入力が遅いとか、そのあたりは精進するしかないですが。

根本的には検索対象に関して、常に複数の適切なキーワードを意識するということなのかも知れません。。ただそれ以上に危険な罠は「検索結果に釣られる」という点ですかね。思いもよらない検索結果が待っていたりして、それが「自分の趣向にストライクど真ん中」だったり「別件の仕事に役立ちそう」だったりと、あの手この手の魔手が襲い掛かります。

ただ、検索中に見つけたそういう獲物を放置するのももったいない話です。そこで、最近ではオンラインサービスのブックマークに、「読んでから振り分け」という暫定フォルダを作成しています。そして、面白そうな獲物が見つかったら、とりあえずそこに放り込んで、すぐ忘れることにしています。

ただ、これだけで効率化されたという実感はないので、まだまだ改善対策を考えていかないといけませんねぇ。

0 件のコメント:

コメントを投稿