+1

2009年2月7日土曜日

塞翁が馬

昨日は、何を書こうかな・・・と考えあぐねていたりしました。何せ、昨日で4月以降のハケン契約更新のYes/Noが明確になるのだから。まー、最初から、どっちに転んでも悪い話じゃないですけどね。

それでも、いくらか進行方向に影響がでちゃう話なんだもんな。いやー、ホントにすごい時代を生きてるんだなー。もう、何かを通り越して笑っちゃうくらいですよ。サバイバルな時代です。つくづく。

今まで、3ヶ月ごとに緊張を強いられてましたが、今回は格別。残業などのチェックも、異様に厳しくなってきたりもしました。いよいよ感をもって、当日を迎えました。よく眠れましたけど。

経済的に厳しくなるのに、なんだかワクワクしてたんですよね。これで1日の全部を、なすべきコトに全て投入できるのかなって。それはそれで、完全燃焼できるから上等だコラぁ!くらいに。

結果はOKでした。とりあえずあと3ヶ月延長です。奇しくも6月末までの延長ですよ。ありがたいなあ。延長。心から感謝ですよ。

ハケンの契約更新ってのはうれしいもんだねえ。基本的にハケンって「役に立たなければ切っていただいて結構!」という性格のモノだから。状況的に苦しくとも契約を続けていただけるということは、おそらくお役に立てているのだろう。

もちろん、「ありがたい=ずっと続けたい」ではないんだけど、それでも自分の力を評価していただけることはうれしい。ハケンをやっていて切実によかったことは、契約更新が行われるたびに、自分の存在価値や市場価値を確認できることにあると思う。たぶん、これって、雇用に一定の保証があるプロパーさんには理解できない喜びなんじゃないのかな。

いつでも目の前には「ハケン切り」の真剣(カタナの方だ!)が下がっている感じだね。それを突きつけられながら、日々を生きている実感をものすごく感じる。

まさに真剣勝負。いつも更新時期になると机の引き出しを整理したりして、まさに切腹を待つ武士のように身辺を整理しているんです。毎回「九死に一生を得る」喜びを新鮮に感じます。

え?・・・ハケンの契約更新を喜んでいないで、早くハケンを捨てて事業に専念しろって?
ええ。自分の心の声もたまにそんなコトを言ってますよ。

でも、それは状況に応じて、現実に近い選択肢を選べばいいんだと思います。たとえば、何らかの状況によって資金に見通しがついたのであれば、ハケンを捨てて事業に専念するのもアリだと思います。

よく、何かを成し遂げるためには、全てをなげうって退路を塞いでから為すべし・・・なんていうセオリー(?)があるけれど、それは資金の備えがあってのことだと思ったりしています。

当座の生活資金に大きすぎる不安を抱えながら、事業を始めていこうってのは自滅行為だと思うんだよね。捨て身の覚悟・・・と言っちゃえばカッコはつくんだけどさ。

でも、現実的に事業を進めようと考えるなら、数々の選択肢の中から最善手を選ぶ努力を捨てちゃダメだと思うんですよ。睡眠中の夢なら自由で結構だけど、現実に果たしたい夢は現実の土台を固めることが肝要じゃないかな。

ましてや、いろいろな方々にご協力いただく事業であるならば、それが「自分の生活難」によって、途中で頓挫するというご迷惑はかけられない。

正直、今の私に大きな資金はないです。悔しいけどそれはハッキリしています。でもあえて「資産はある」と断言しておきます。その資産というのは、

 ・自らのスキルを買ってくれるハケン先が今はある。
 ・自分には世の中に問いたいアイデアがある。
 ・そのアイデア実現のために前進する勇気がある。
 ・仕事を掛け持ちして現実路線を走る気力がある。
 ・なんとしてもこの閉塞した世界を変えたい願いがある。
 ・そしてそれを応援してくれる方々に恵まれている。

これだけのありがたい資産を持っていて、何にも挑戦しないのは、逆に罰当たりなんじゃないのかなあ。特に最後に挙げた、出逢う方々には本当に恵まれていると思うんです。

素晴らしい方々にお逢いして、自分が小さく見える時もあるけれど、それは自分的に全然OKです。そのスケール感が自分の「伸びしろ」なんじゃないのかなあ・・・って思えますもん。

井戸じゃなくて、大海の広さを知らなくちゃいけない。

どんな状況でも恐れずにね。
人生「塞翁が馬」なんだから。

0 件のコメント:

コメントを投稿