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2009年2月18日水曜日

批判エネルギー

麻生総理の支持率が1ケタ台の9%に。歴代総理の最低支持率は4%だというから、まだまだがんばれそうですね。あと5%ほどは。

それにしても日本はどうかしているな。総理大臣になることが手段じゃなくて、単に総理大臣になることそのものが目標な人が総理大臣になっちゃうんだから。そして、そんな人を議員にしている日本国民もどうかしているんだと思う。

と、批判をしておいて書くのもなんだけど、客観的に見て世の中に批判が増えたような気がする。政治に対しての不満、格差に対しての不満、ハケンは企業側に不満を、プロパーはハケン側に不満を、世の中全体がイライラを抱えているような感じ。

まぁ、批判したいだけ批判するのも個人の自由なんだけど、冷静に考えてみると、そういうのって感情を無駄に消費しているだけとも言える気がしてね。最近。特に酒を飲んで批判が止まらない人!・・・酒に失礼だゾ!

飲み屋で麻生総理をボロクソに言ったところで、すぐに退陣するわけでもないし、直接、麻生総理に届くわけでもなし。ただ、世論を形成するパーツ(その他大勢)になるだけで。そんなところで怒りのエネルギーを使っているのもばかばかしい。

「不満」と「批判」って同一軸じゃないと思ってます。どちらかというとウサ晴らしに近いんじゃないのかなって。なんとなくイライラしている矛先をどこに決めるかというだけで。

◆政治に対する不満

「不況だ」
 ↓
「収入が少ない」
 ↓
「生活が厳しい」
 ↓←このへんに「何か」が抜けている。
「政治が悪い!」

一連の不満の中で抜けているのは「自助努力」だと思う。空気も漢字も読めない総理大臣がいようが、国際政治の場で居眠りをする閣僚がいようが、余裕のある生活をしている富裕層にとってはなんら関係がない。かつて、一億総中流といわれた時代に、あんまり政治に不満を抱かなかったように。

世の中が悪い、景気が悪い、政治が悪い・・・と理由をつけてしまえば、その時点で思考停止状態になれる側面があるんじゃないのかな。

車が売れなくなったのだって、逆に「なぜ今まで長持ちするはずの耐久消費財が右肩上がりで売れたんだろう?」という疑問があってしかるべきで、そこにあえて目を向けなかったことが現状を生み出しているんじゃないのかなと。

要するに現状に対する責任要因として「自分」を弾いてしまうから、安易に批判に向かってしまうんだと思う。反省する。

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