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2009年3月4日水曜日

聴衆を意識しない

いきなりマンガの話で恐縮なんですが、「沈黙の艦隊」という作品があります。日米間で秘密裏に製造された原子力潜水艦が世界の海軍と戦いながら、世界からの独立を果たすという物語。

世界中を敵に回しながらも、その世界に対して原子力潜水艦の艦長がテレビ中継でメッセージを送る展開になります。その中継が始まる前、クルーと交わした言葉が気に入っています。

「言葉を発する時、聴衆の数を意識するほど愚かなことはない。」

数億人という世界中の人々の注目を一身に集める状態で、なかなかすごい台詞だなあと思います。もっとも、このブログでは数億人どころか数百人だって遙かに到達していません。そもそも自分のために書き始めた日記なんです。なのに、やっぱり聴衆を意識してしまっていたりします。(正しくは閲覧者・・・なんですけど)

言葉を伝える時に相手の数を意識すると、どうしてもカッコつけて見せたり、うまく見せようとしたりして、逆にうまくいかないモノなんですよね。ましてや、自分の足跡というか、自分に対するメッセージ的要素の強い日記ブログでカッコつけてどうするんだという感じですよ。ホント。

あ、ただ、このブログ、たまに過去の日記を読むと、ぜんぜんカッコ悪かったりしますんで、その点では大丈夫なんですが。いずれにしても、まぁ、自然体で行きたいと思います。

ちなみに「沈黙の艦隊」は、世界の軍事バランスや政治バランスを知るのに手頃な教材になると思います。一時期、国会で取り上げられたほどのマンガなので読み応えがあると思います。まだ読んでいない人にはオススメです。

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