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2009年3月2日月曜日

器用貧乏?

ええと、昔からいろんなコトをやってきました。それほどITに詳しくないサイト経営者の下で、いろんなITなお仕事をやってきました。

各種サーバ構築、アプリケーション設計、データベース設計、ネットワーク設計、たまにHTMLを書いたり、CSSを書いたり、企画書を書いたり、統計報告書を書いたり。果てはWindowsの設定やらなにやらまで。

ちなみに「設計」と書いてあるお仕事には、自動的に「実装」とか「運用」とか「テスト」とかいうオマケが必ずついてきてました。あと「デバッグ」も。

今にして思うと、ITな人なんだから「全部できて当たり前でしょ?」という経営者の人ばっかりでした。いや、もちろんそれが悪いとはいいません。

たぶん、ITな仕事をする人が他にいない環境だったので、たぶん万能な魔法使いにでも見えたのでしょうか。

別に魔法使いでもなんでもなく、原因不明のバグを目の前にすれば悩むし、徹夜をすれば眠くなるただの人なんですけどね。

まぁ、おかげさまでヒーロー気分は十分に味わえましたよ。トラブルが発生した時なんか「私たちを救えるのはキミしかいない!」という状態になったりしますからね。

それから今までなかった仕組みを作って、業務が効率的になったと喜ばれたりするのも嬉しかったですね。

ただ、ひとりでカバーする範囲が増えると、不具合に対する守備範囲も広げなくてはならないんですけど、実際に全部追いつくのは物理的に無理ですね。IT技術って一つの分野だけでも極めようと思ったら、相当のめり込める懐の深さがあります。

たまにつらいのは、経営者がたまたま人から聞いたり、雑誌を読んで得た知識について、私の情報が追いついてなかったりすると「ウチの技術を担当してもらってるのに、そんなコトも知らないの?」なんてことになるんですね。

仕事の範囲とかも含めて、本質が理解されていない状態で過大評価されると、こういうことになったりするんですよね。でも、やっぱヤバイかなぁ・・・なんて思ったモノです。

範囲が広がりすぎて底が浅くなっているというのは、長期的に見るとどうなのかな。こういうのを器用貧乏っていうのかなぁ・・・とか。

でも、最近、Webシステムなんかをちまちま作っていると、まぁ、便利だなぁと思うことも多いですね。そのあたりの知識を知らないと、実現するためには誰かに頼らなきゃいけないわけですから。

特にプロとしてお金を稼いでいるITエンジニアに無料では頼みづらいワケで。そういう職業の人って概して時給が高めだったりするから。しかも、ああでもないこうでもない・・・なんて付き合ってもらったら、「ただでいいよ」って言われてもなんだか申し訳ない感じ。

それが自分でできてしまうって、ある意味幸せだなぁって思います。依頼するお金もない時に、器用貧乏は救いの神様になるのかなぁ・・・と、思ってます。

なんか、トクした気分になれますからね!
思い過ごしで幸せになるなら、幸せになっとこう。

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