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2009年6月11日木曜日

ストレスを本気で考える

2008年度、仕事上のストレスが原因で精神疾患にかかり、労災認定された人が269人で過去最多だったというニュース記事をいろんな場所で目にします。

今、ハケンに言っている現場にも鬱病を抱えている人が働いています。まぁ、薬を飲めばある程度カバーができるという点と、IT業界自体がそういう人材がいても珍しくない現場なので、特に問題にはならないようです。まぁ、本人を見ていても自己申告しない限り、そうとは分からなかったくらいですけどね。むしろやり手に見えるくらい。

そうはいっても、そろそろ職場環境のストレスに関して、そろそろ真剣に考えるべき時期が来ているように思います。近年は不況で、右を向いても左を向いても人減らし人減らし・・・という傾向がずっと続いていましたが、基本的に日本は相変わらず少子高齢化という問題を抱えているわけです。

これから、どれだけ頑張って子供の数を増やしても、ヒューマンリソースの増加という意味でその効果が現れてくるのは、十数年待たなくてはいけないワケです。安易に外国人を呼んでくる・・・というのも、やや慎重になった方がいいと思っています。外国人を排斥しているワケではなく、日本という国家が外国人に対してどの程度責任を果たせるのか分からないから。いつか、社会情勢が変わってきた時期に、日本の無責任な対応で彼らに迷惑をかけそうな気がしています。

そういうところまで考えて、あえて日本国内の現存戦力で戦うことを想定してみます。となると、今まで戦力として見られていなかった層を掘り起こす必要が出てくると思います。ニートにしてもそうだし、高年齢層にしてもそう。また、障碍者と呼ばれている層についても貴重なリソースとして捉えていく必要があると思います。

さらに言えば、主婦層や若年層の社会参画をもっと考えてもいいと考えています。もちろん学業自体も専念するに値する大切なことだと思いますが、「学業」と「社会参画」は切り離さなければならないものとは思えません。自分が社会に直接触れることによって、社会を変えていくために必要な学業や未来設計について真剣に考えることができて有益だと思います。多感な時期に社会のコトを本気で考えることは、高い投票率にも繋がるんじゃないでしょうか。

そして、ここからが大切なところで、今、しっかり働けている人を損なってはならないということ。消耗品のように人材を切り捨てていたら社会が消耗するということです。自殺者を出してもいけないし、精神疾患に追い込んで社会から吹き飛ばしてもいけない。

そういう意味でも、今後、ストレス周りも含めた効率化が特に重要になってくると私は思っています。私に何かできるだろうか・・・と考える日々です。今、未来に向けて考えている事業もそこに密接にリンクしています。それはちょっと時間がかかるかも知れませんが、前を向いて歩いていくつもりです。

・・・という方向性を持ちながらも、今、自分にできる取り組みとして「すべらく!」というサイトを運営しています。意識の変革によって、少しでも幸せな方向に歩いていけることを願って作ったサイトです。

すべてはラクをするために・・・「すべらく!」
http://respect.arrow.jp/suberaku/

ビジネスパーソンが高みに登っていけるような自己啓発・・・というような高いレベルはぜんぜん目指していません。むしろ、今、どん底で苦しんでいる人たちになんとかいろんな選択肢を提供できないだろうか。ちょっとでも気分をラクにしてもらって、生きていくエネルギー源になれないだろうか・・・という思いでこれからも続けていこうと思います。

気が向いたら見てやってください。

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