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2009年4月26日日曜日

メンタルが壊れるのは?

IT業界とか、出版業界とか、働きすぎて突然壊れる人が多いらしいですね。生きるために働いているはずなのに、それが元で壊れてしまって、生きることが楽しくなくなるのはどうなんだろう。

たぶんね、みんなが働きすぎなのは、効率化したところにさらに仕事を詰めちゃうからなんだと思うんですよ。そうなるとスピード社会の加速は止まりませんな。それで心が疲れて壊れちゃう人が多くなったんじゃないのかな。

物理的な移動についても、情報流通の速さについても、人間の限界を突き破る勢いで加速してますもんね。人間の物理的能力は変わっていないのに、周辺機器の発展でできることが飛躍的に増えちゃった。

今や東京から九州まで行くなら、飛行機や新幹線を使えば数時間で着くのが常識。でも、人間本来の機能を使って歩いたら江戸時代以前に逆戻りですよ。まぁ、道路が整備されているし治安もよくなったから、当時よりは環境がいいかも知れないけど。(逆に当時の人より足が退化してるかもね。)

情報伝達にしてもそう。昔は手紙を出したってそれが届くのは数日後だったりしたのに、今じゃ電子メールで海外とですら数分で返事が戻ってきたり、ついでに資料が添付されていたりするんだもんね。携帯端末や携帯PCを持っていれば、いつでも手元に届いちゃう。

別に文明の発展を否定していないし、むしろいろいろと技術革新があるのはは大歓迎。ただ、人間本来の能力限界を超えた生活を続けているのだとしたら、見えないところでメンタル面にものすごい負担がかかってしまっているんじゃないかな?・・・とも思う点もあるんですよね。

効率化を徹底的に追求する一方で、そこから得られたメリットを人間環境に還元する試みが必要だと思います。現代人はストレスに弱くなったのか・・・という話もありますが、実際には効率化された時代の中でストレス密度が上がったんだと思います。

ストレス過多で壊れていくメンタルバランス。ここらで、歯止めをかけないといけない気がします。

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