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2009年11月23日月曜日

本物を目指す

だいぶ思い切ったコトをしたもので、12月末以降はとりあえず無収入だ。こんな不況な時期によくやるよな・・・とつくづく思う今日この頃。無収入というか、まあ、金曜日の講師料があるので「無収入」というと、それはそれで失礼か。

さて、そんな危険な旅立ちを応援してくれる人たちがいる。とてもありがたいコトだと思っている。ただ「自分にリスクが及ばない限りは応援するんでしょ?」とか「君は人がいいから都合よく使われてるだけなんじゃないの?」と心配してくれる人たちも一方でいる。

正直なところ私自身はそんな心配をしていない。私は実のところかなり人間を見る。本当に信用できる人間かどうかは、それなりの時間をかけて考えるタイプだ。そして、一度「信頼できる」と確信できたら、人生をかけてでもその人を最後まで信用することにしている。

第三者を深く信用するということは、自分自身を信用するということに等しい。つまり、そこで何かがあったとしても、それは誰かを信用すると覚悟を決めた自分に全責任があるのだ。

それから、私は本気で「本物を目指せば結果がついてくる」と信じている。おそらく「社会が本当に必要としていること」をまっすぐに目指していけば、それで利益を得る人たちが私の姿を見てくれるのだろうと思うからだ。

私がやろうとしていることが見捨てられたとしたら、それは社会に対して貢献できないものだったということが証明されたにすぎない。誰も利益を得られると感じなかったから、誰もついてこなかっただけの話だ。そういうことに時間をかけても日本はよくならない。

だから、いろんな人が心配してくれるのは嬉しいのだけれど、「裏切られるんじゃないか?」「ただ便利に使われているんじゃないか?」と心配する暇があったら、すこしでも本物に近づくための施策を考えた方がよっぽど自分のためになる。

自分のやろうとしていることを、最近、いろんな人にオープンにして話している。別にパクられても構わないと思っている。なぜなら自分にしかできないことをやろうとしているのだから、他の人がやったところで私の構想どおりにはならない。

別に「上から目線」というわけではない。それを聞いて「自分もやりたい」という人が増えてもいいと思っているからだ。厚生労働省が把握している精神障碍者は300万人以上で、就労できている人数は4000人。単純計算で0.001%。勤労適齢者が総数の3分の1とざっくり考えても0.004%だ。

別にそこに競争原理が不要だとは一切言うつもりはないが、現状では横の広がりで連携できそうなら、そして連携したいと思う相手であれば積極的に連携した方がいいと思う。それくらいがんばってみても、まだまだ就労を望みながら叶わない人々がいる。競合だとかなんとかと言っている場合ではない。

ただ、一方で精神障碍についていえば急激な改善が進んでいることも事実だ。2006年の法改正で法定雇用率に精神障碍者もカウントされるようになったからか、かなり本腰を入れて精神障碍者を雇用する企業も増えてきている。ここ数年でかなりの変化が現れたようだ。

その現象をさらに加速させるべく、私も本物を目指していきたいと思う。

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