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2011年7月27日水曜日

教えない講座

ちょっとだけ過激なことを書きたくなってきたので書いてみる(笑)。

私は障碍を持っている人向けに「ITコース」の講座をいくつか持っている。
わりと運営者には嫌がられてしまうんだけど、受講者にはっきり言う。

「このコースではパソコンの使い方、Officeの使い方は一切教えません!」

運営者としては「そんなことを言ったら来なくなってしまう」と思うだろう。
それでも、私は最初にこれを受講生に伝えるようにしている。
別にびびらせようなんて思ってはいないんだけど、はっきりと伝える。

「私が伝えるのは、Officeなどを使えるように自己解決する方法です。」

ここで、2つの層に分かれる。

(1) 「なんだ教えてくれないのか」と下を向いたり退室してしまう人
(2) 「自力で解決できるスキルがついたら得じゃないか」と目を輝かせる人

本当に申し訳ないんだけど、私は(1)の人を相手にするつもりがない。
そういう人のために、街角にはたくさんパソコン教室がある。
私自身も「飽和している市場」に乗り出すつもりなんて毛頭ない。

私は「パソコン教室に通いたくない層」を徹底して伸ばしていきたい。
先生に依存せずに自力でなんとか前に伸びていきたい人を伸ばしたい。
これは私が世の中に対して提供できる価値でありサービスの差別化だ。
誰でもできることは他の誰かがやればいいんだから。

たしかに受講生の半分は来なくなってしまうかもしれない。
だけど、私は本気で前進しようと思っている人が伸びてくれればいい。
居眠りをしていても「頭数」が稼げればいいだなんて思っていない。

本気でパフォーマンスを上げるには、それくらいの覚悟が必要だと思う。

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